地域:神奈川県
とにかく自分に自信がなく怠惰な私
当時、彼氏がいなかったのは、率直に言ってしまえば、私がブスでデブでメガネでネクラで垢抜けてなかったからです。
これはオーバーかもしれませんが、それほど自分に自信がなかったのです。
中学、高校共に共学校でしたが、自分と同じような垢抜かないオタクグループでかたまって過ごしていました。
親からブスが色気付いても気持ち悪いだけだと、お前はブスだから勉強だけ真面目にやってればいいんだと言われ育ったこともあり、オシャレをするのは悪いことなのだと思っていました。
それでも、大学生になれば自然と彼氏ができるんだと、特に努力もせず、垢抜けないまま、出会いもないまま、大学2年生になりました。
それでもやっぱり人並みに恋がしたい
親から色気付くのは悪いことだと言われ育った私。
メイクはしないですっぴん、髪は1000円カット、服は母親のお下がり。
そんな学生時代でした。でも、オシャレに興味がなかったわけではないのです。
ただただ親や周囲にオシャレをしようとしてからぶっている、ブスが無理している姿を見られることを想像したら、諦めるのが一番だと思ってしまったのです。
だから彼氏も諦めていました。
いや、本当はこんな私を好きになってくれて、枯れた私を救い出してくれる王子様が現れたらいいなと思っていました。
もちろん、そんな都合よく現れるわけがないのは分かっています。
本当は人並みに彼氏が欲しいのに、それを周囲には諦めているそぶりをしていただけでした。
経験もないのに出会い系アプリに登録する
ある時、私はなんだか全てがどうでもよくなってしまったことがありました。
親の顔色を伺うのも、やりたいことを我慢するのも、勉強ばかりしてきたことも、なにもかも嫌になりました。
だからというのはおかしいのですが、当時の私は何故か出会い系アプリにアクセスしました。私なりの小さな反発だったのです。
出会い系なんて悪いことだと思っていました。
とてもいかがわしいものだと決めつけていました。
ですが、登録したアプリは想定していたよりも健全で、普通のコミュニティサイトのようでした。
趣味の漫画やゲームの話をしているうちに、話が合うオタク系で同い年の男性と仲が良くなりました。
しばらくすると、実際に遊ぶようになり、お付き合いに至りました。
彼氏ができたという事実に自信がついた
いざ彼氏ができてみると、あんなに憧れていた恋人という存在は、昔からずっと一緒にいたみたいに心地の良い存在になっていました。
今までなかった彼氏がいるというステータスは、いざできてみると基本的なステータスだったんだなあと、自分に自信がつきましたし、心に余裕が生まれました。
彼とは同棲したので、苦手だった親とも距離を置くことができ、結果として両親ともうまくやっていけるようになりました。
好きな人がいるだけで、毎日が楽しいですし、お金がなくても何をしなくても幸せだなあと思います。
彼氏がかわいいかわいいと言ってくれるのが嬉しくて、自然とオシャレができるようになりました。
今は化粧をするのも服を買うのも楽しいです。