地域:大阪府
男運の悪い女系家族で育ち
母が男運が悪く、実父は借金で苦労の末離婚。
次の彼氏も警察に捕まるなど、男の悪いところばかり見てきて、正直男はそういう生き物だと偏見を持っていました。
私自身女性として魅力的ではないのもあり、男性に優しくされることもなく、女性友達と遊んでいる方が楽しいとさえ思っていました。
小学校〜高校まで共学だったにも関わらず、男友達がいない上全く会話すらしない日々を過ごしてきました。
専門学校に進むと女のみの環境で、自分から動かないと出会いはありません。
しかも毎週テストやレポートに追われ、遊んでいる暇がない程でした。
就職した後も職場に男性はいましたが、意識してみる事が出来ず、粗ばかり探すほど男性に嫌悪感を抱いていました。
彼氏いない歴=年齢
23歳になった時、第一次結婚ブームがありました。
今まで女だけで集まるのが楽しいグループの子達が、次々に結婚しだしたのです。
結婚式に何度も招待され、出席する中、取り残されるような焦燥感がありました。
遊びに行こう誘われることも誘うことも少なくなり、孤独感に襲われます。同じ境遇で育った姉も同じように彼氏がいなかったので安心していたのですが、とうとう出来た報告を受け、このままではいけないんじゃなかと思い始めました。
母もこの時には落ち着き、お付き合いしてる人も何事もないようで、出かける事が増えていました。
家族や友人に置いてきぼりにされたような気持ちになり、救ってくれる人が欲しいと思いました。
婚活アプリで、チャレンジ
友人の1人が手軽に相手を見つけられるよ、と紹介してくれたのが婚活アプリです。
友人紹介はもめたら嫌だと思い断っており、これなら一期一会でいけるかなと最初は軽い気持ちでした。
問題もあると世間で言われていたので、油断はしていませんでした。
最初はアプリ内で自分の好きな条件にあたる人を見つけ、アクセスします。相手が受けたらアプリ内でメッセージのやりとりをする、という形でした。
私は注意深いのか、メッセージのお相手に思いやりがあるのか等注意深く見ていきました。
興味があればお互い連絡先を交換し、個人的にメールをし合うようになります。そこで気が合い電話をして好感触な人と会う段取りをし、見事お付き合いをすることになりました。
生活ががらりと変わる
自宅と仕事の往復だったのが、彼氏が出来たとたんそこにデートが入りました。
あんなに苦手だった男性も、誠実な人柄に心を許し、付き合って一月後には彼氏の両親に挨拶に行きました。
ほとんど彼氏家に入り込み、彼氏一色に塗り替えれたようでした。
行ったことのない場所にも連れていってもらい、何をするにも全てが新鮮。
生まれ変わったような気持ちでした。
こんなに楽しいのなら早めに行動に移し、お付き合いを経験すれば良かったと後悔しました。
遅めの青春でしたが、その時に勇気をだして行動したから彼と出会えたのだと思います。
今ではその初彼が旦那になり、一緒に家庭を築いています。人と人の縁は不思議なものだと感じました。