埼玉県
めんどくさがり屋な私
私はもともとめんどくさがり屋で他人のために時間を使うことが出来ない人間でした。
そのため彼氏が出来てもすぐに別れてしまい、長続きすることがありませんでした。
基本的に束縛されたり監視されたり嫉妬されたり、そういったことが嫌いで付き合う前に「そういうことしないよ」とか言われても信用出来ないし結局どんな男も束縛嫉妬するような人ばかりでした。
そういった私の性格を理解してくれる人もいないし、文句言われるようならめんどくさいから付き合うのはやめようと思って彼氏を作ることはなくなりました。
もちろん何度か告白されることもありましたが、大抵性格が合わなそうな人が殆どで絶対苦労するタイプだと分かっていたのでお付き合いはお断りしてました。
こういった理由から彼氏はいませんでした。
彼氏の必要性とは
正直、いらないなと思っていました。
大抵の事は自分で出来るし、人に甘える性格ではないので必要性を感じてなかったです。
ですが友人の幸せそうな話を聞いていると自分が虚しくなることは多々ありました。
彼氏がいて幸せだったという経験がなかったので、そういった友人の幸せが羨ましく思うことも少なくないです。
もしかしたら自分に男運がないのかとか、考えることもありました。
自分にもそういった幸せが感じられるような彼氏を見つけてみたいと思ったのが最初です。
それからはそんないい人がいないかなと、悩み考える日々でした。
また季節が冬に近付く頃だったので、人肌が恋しくなる時期だったことも理由の一つかなと思います。
努力の報われ方
彼氏が欲しいと思ってからはまず外見を磨くことから始めました。
肌が汚い、髪がボサボサ、服装は乱れていて、体型も太っている。
そんな女性に好意を寄せる男性は少ないと思ったからです。
スキンケアを改善して肌を綺麗にしたり美容室へ行って髪を整えたりお化粧をしたり。
ですが一番変化があるのはダイエットでした。
私は3ヶ月ほどで4キロ体重を落としたので周りからも痩せたね、綺麗になったねと賞賛されることも多かったです。
そんなときにアルバイト先の後輩と仲良くなり始めました。
一つ下で子犬みたいに懐いてきてくれて、すぐ仲良くなってアルバイト終わりに一緒に帰ったりしていろんな話をしました。
そんな彼に私も好意を寄せていました。
しかし初めは異性としてではなく後輩としての感情しかなかったです。
そしたら相手から告白されました。
外見よりも内面を見てくれていて、初めは戸惑ったもののこの人なら大丈夫かと思い付き合うことになりました。
心境の変化
彼氏ができてからは、激変しました。
まず年下ということからめんどくさいという感情が可愛いという感情に変わりました。
多少の嫉妬や束縛はそれで済むことがほとんどです。
また外見にもさらに変化がでました。
彼氏ができてからまた体重が減って、友人から可愛くなったと声をかけてもらえることがさらに増えました。
生活も自分の時間は減ったものの彼と一緒に出かけたり何かをするのはとても楽しく、その時間が幸せだと思うようになりました。
1番大きい変化は、性格でした。
甘えることもなく全部自分でこなしていたのが人に頼るようになりました。
偶然その時期に多忙なのが重なって精神が不安定だったことも踏まえての変化だと思います。
そんなときに彼がいてくれたから乗り越えられたことも多くあります。
結果としては付き合って良かったと思っています。
自分にもこういった幸せが感じられるようになったことにとても嬉しく思いますし彼にも感謝しています。