関東
社会人になるまで男性に縁のない生活
小さい頃より、同 年代の異性と接するのが苦手であり、同 年代の異性に対して「何を考えているかわからない」という恐怖感のような物を抱いていました。
メディア等を見て交際に憧れはあったものの、同 年代の異性と話をすると、どうしてよいか分からず。頑張っても友人止まりでした。
歳上の異性とは比較的話も出来、好意を告げられることもありました。
しかし、自分が好意を抱いている異性と交際することはありませんでした。
学校を卒業して就職した職場は、ほぼ女性しかいない職場でした。少ないながら異性もいましたが、仕事を覚えてこなすことに精一杯で、恋愛をしようという余裕はありませんでした。
周りの友人やメディアを見ての憧れ
小学生くらいから、少女マンガなどで男女の恋愛物に接する機会が増えました。
そういうメディアに接する度、「いいなぁ、いつかは私も素敵な異性と」という思いは持っていました。
中高生になってからは、周囲の友人にも交際相手が出来るようになり、その話を耳にする事が増えました。
男女交際についての話題が友人との間で増えてくるにつれ、男女交際への憧れは募っていきました。
しかし、同 年代の異性が苦手であることはかわらず。
好意を告げられたこともありましたが、自分がその相手に好意を抱いていないことが殆どで、なかなか交際に至ることはありませんでした。
社会人になってからは、友人の中に結婚をする人も出てきて、ますます憧れは募りました。
相手は自分を知っていた
就職した先は、年輩のベテランスタッフが多い職場でした。
新卒が入ってくる事自体が珍しい職場だったため、自分と関わりのない他部署でも「新卒が入ってきた」と話題になっていたそうです。
そのためか、社内では「私は相手を知らないが、相手は自分のことを知っている」という現象が起きていました。
そんな折り、数少ない社内の若手を集めた飲み会が開催されるとのことで、声が掛かりました。
その飲み会に参加すると、別部署の歳上男性から声を掛けられ、話をしているうちに仲良くなり、連絡先を交換しました。
しばらく連絡を取り合っているうちに、交際を申し込まれ、交際することになりました。
どうやら、その歳上男性は、話題になっていた私の存在を知り、好意を持っていてくださったとのこと。
私と接点を持ちたいがために、若手飲み会を職場の人と企画し、開催したとのことでした。
人生そう上手くはいかない
初めて交際相手と呼べる存在が出来て、テンションが上がりました。
人生で初めてデートスポットにも行き、今まで憧れていたことを出来るようになった嬉しさ、「やっと自分も一人前になれた」という安心感のようなものがありました。
交際をしていくなかで、相手に対する疑問点も見えてくるようになりました。
(例:ちょっとしたことで店員に怒ったりする、自分の過去を異常に隠したがる)
交際を続けていくうちに、相手からプロポーズを受けました。
「ついに自分も結婚!」と喜びが勝り、感じていた疑問点はありつつも、結婚前提で同棲を開始しました。
同棲を開始してみると、想像以上に相手が短気であることがわかりました。また、自分に対して暴力も振るうようになりました。
身の危険を感じたため、婚約破棄を申し出て、同棲を解消。
しばらくは気持ちの悪い未練がましいメールが届いていましたが、なんとか別れることができました。