地域:福島県
いつも恋心が一方通行
私は幼いときから姉御肌というか、面倒見の良い性格で、好きになる男性といえば、母性本能をくすぐられる年下ばかり。
そして、想いを胸に秘めることができないので、完全に相手に好意がバレバレになってしまうタイプ。
こんな自分を好きになってくれる男子に巡り合うことができず、いつも片思いばかり。
いつも恋心が一方通行でした。
そして、なぜか想いを寄せる相手とは別な人に好意を持たれたりして、なかなかマッチングせず、想いはすれ違ってしまう。
押せば押すほど、相手には引かれてしまい、やることなすこと裏目に出てしまう青春時代。
少女マンガのような恋や両思いに憧れてはいたけれど、実現しないまま大人になってしまった感じです。
彼氏のいる人が羨ましくて仕方ない私
中学時代あたりから、両想いで彼氏彼女の関係になる友達も出てくる中、ずっと片思いが続きました。
そして、高校時代は女子校。
校内に男子はおらず、他校に積極的に交流を持つような私ではなかったけれど、彼氏が欲しいと一番切に思ったのがこの頃。
彼氏が学校に迎えにきたり、休日にデートをした話などを話す同級生の姿に、自分より大人だ、羨ましいと内心思いながら、悶々としていました。
大学は共学だったのに、ここでも片思いばかり。
さすがに大学生ともなると、彼氏のいる人も多く、同棲しているとか、将来は結婚するとか、だいぶ親密な関係。
私も真剣に、彼氏というか、自分を支えてくれるパートナーが欲しいと思うようになりました。
社会人になって見つけた出会いの場
結局、大学卒業まで彼氏ができないまま社会人になった私。
就活の末、総合スーパーに社員として就職しました。
社内は、男性社員が少なく、パートのおばちゃんが大半で、これじゃ出会いもなさそうだと思っていたところ、意外な出会いに遭遇したのです。
夕方以降、学生のアルバイトさんがシフトに入ってきます。
社会人になったばかりの自分と、ほとんど歳が変わらない大学生のアルバイト生。
話も感覚も合うし、何せ大好きな年下男子。
ここに待ち焦がれていた恋愛のステージがありました。
一人暮らしの大学生が多く、人淋しいというか、甘えたい年ごろというか。
ちょうど需要と供給の関係が合ったのでしょう。
まさかのモテ期が到来しました。
やっと見つけた人生の相方
職場のアルバイト生、3つ年下の彼。
現在の夫。
彼との出会いで、私の人生が大きく動き出しました。
社会人一年目で、仕事も人間関係もきつかった自分を、一生懸命、彼なりに助けようと奮闘してくれました。
時には、泣いて泣いて泣き止まない私に黙って付き合ってくれたり、自分なんかダメなんだと卑下すると真剣に怒ってくれたり。
まだ20歳そこそこの彼がひたむきに支えてくれたおかげで、当時の自分はなんとか踏ん張ることができたと思っています。
こんなわがままで手に負えない姉さんを、それでも好きだと。
自分のことを想ってくれる人がいる。
味方でいてくれる存在がいる。
こんなに心強く、安心を与えてくれる相方ができて、本当に嬉しかったです。