地域:大阪府
コミュニケーション能力の欠如
幼い頃からコミュニケーション能力に欠いていて、大学でもバイト先でも、誰とも話すことができず、話しかけられてもまともに会話ができなかったことが主な理由です。
誰ともうまく会話が成立しないため、当然のことながら彼氏はおろか、友達もいない状況でした。
趣味のこととなれば饒舌になれるものの、大学内に共通の趣味を持つ人を見つけることも、そういったサークルもなく、大学ではただただ暗く過ごしていたので、さらに人が寄り付かなくなりました。
サークルや部活にも所属しなかったため、誰とも会話せずとも大学生活を問題なく送ることができた、ということもあり、自分から周りとコミュニケーションを取ろうという気もありませんでした。
寂しさ
人間関係そのものを煩わしいとさえ思っていた自分が彼氏がほしいと思ったきっかけとなったのは、自分の趣味以上にニッチな趣味をもつ、他大学に通う幼馴染が同じ趣味を共有できる彼氏をつくったことでした。
趣味を人に話すことができ、それが共感して貰える。さらにその相手のことを好いていて、また、相手も自分を好いている。
そのような状況は、傍目に見てもとても魅力的なものでした。
友達だと、趣味のため遠くに出かけたいというときに、一緒に行こうというのもなかなか躊躇われるものの、恋人同士だからこそ、多少遠くとも恋人同士の旅行という感覚で共に行けたり、また宿をとれたり、とても良いと思いました。
さらに、人肌恋しくなることもないのです。
ツイッターのフォロワー
彼氏がほしいとは思ったものの、探そうという思考には至りませんでした。
彼氏と出会ったのは本当に偶然と言えます。
趣味用のツイッターアカウントの数百のフォロワーのうちいくらかが、自分と同い年でなおかつ住む地域が同じというのは分かっていました。
ある日、そのうちの一人が趣味が重なるとわかり、もし会うことがあればよろしくお願いします、と約束したのです。
全くの偶然で、正直、見かけてわかったとしても一方認知して終わらせるつもりでした。
しかし、生であってみると、優しそうで話しかけやすい雰囲気で、お互いが気がついたこともあり話すこととなりました。
話してみると、大学が学部違いで同じだということもわかり、あっという間に意気投合しました。
彼氏ができたことによる変化
彼氏ができたことで、趣味の幅も広がりました。
今までは、一人で遠出しても危ない、寂しい、と考え、行きたいところがあっても我慢していました。
しかし、彼氏ができたことで、一人で行くのではなく二人で行くことができるようになり、遠出できるようになりました。
今までは家にこもりがちだったのにも関わらず、彼氏のおかげで頻繁に外出できるようにもなりました。
その結果、電車、バスなどの公共交通機関に慣れ、高速バスのチケットの取り方も覚え、人間としての成長を遂げることもできました。
さらに、大学ではいつも一人だったのが、彼氏の人脈を通じて新たな人々と出会い、会話できる人が増え、今では友人にも恵まれています。