地域:東京都
出会いもなく引きこもりがちだったあの頃
体調を崩して外で遊んだり飲み会に行ったりすることも減って、仕事以外引きこもりになっていた時期がありました。
元々アクティブで男友達も多く、飲み会を頻繁に主催する事の多かった私でしたが、
身体が追いつかなくなり、出歩くこともなくなり、そういった男友達とも疎遠になっていました。
女友達と遊びに行くこともなくなり、仕事以外で人と会話することが減ってもう1年以上が経っていたと思います。
人と合わなければ発展もないし、そもそも外に出なければ出会う機会も減ります。
会社と自宅の往復しかしておらず、身体のことも自分で心配だったので残業のない会社へ転職し、
帰宅後の自宅では、残業代もないのでお金に余裕もなく、金銭的に負担のかからない趣味として、ゲームやネットに没頭する日々が続いていました。
ゲームで広がったネット上のコミュニティ
ゲームにハマった私は、SNSでそのゲームを一緒にできる人を探すようになります。
一緒にプレイする時に、通話しながらする事も増え、ある人が別の人を呼んで、
また違う日にその人がまた別の人を呼んで、と、
そして一緒に通話しながらゲームをする仲間は、どんどん増えて行きました。
ゲームで出会う人はほとんどが若い男性でしたが、中には20代の女の子もいて、その子の存在を知ったことが、
今思えば、彼氏が欲しいと思ったきっかけだったのかもしれません。
その子は、そのゲームで出会った有名な男性プレイヤーに一目惚れし、アタックした結果、付き合っていました。
一緒に楽しそうにゲームをする姿を見て、そんな関係のカップルが羨ましいと思うようになりました。
突然の出会い、そして感情のわかりやすいコミュ障の彼
いつものようにSNSで一緒にゲームをやる人を探していると、そのゲームでかなり上手だろうと思える人と一緒にやる事になりました。
その人は低姿勢で優しく、ゲームもうまいのですが、とにかくコミュ障でした。
私に対してプラスの感情が向けられていることは通話でいやと言うほど伝わってくるのですが、言葉にはなかなかしないのです。
どう思っているかとか、今の試合の感想とか、そういったことは聞いても「んー」としか返って来ませんでした。
それでもその対応も私には不快ではなく、むしろ困っているのが伝わって来て、なんだか可愛く見えていました。
彼は私とゲームする時に、周りの有名なプレイヤーを誘ってくれたりして、その日からほぼ毎日一緒にゲームするようになりました。
突然始まった同棲、気を使わない関係
彼と付き合うようになって、言葉は少ないけれど気持ちがすごく態度に出るので、あまり詮索をしなくなりました。
遠距離でも私に会うために仕事を頑張って月に1回会いに来てくれていました。
しかし、実家に住んでいた彼が親と喧嘩をして家を飛び出す事になり、私のところへきて、前の仕事も辞めて、突然同棲が始まりました。
元々月に1回来ていた時も数日泊まっていたので違和感はありませんでしたが、家賃や光熱費など、仕事を辞めた彼に最初はどういっていいかわかりませんでした。
でも、彼も私の家の近所で新たに仕事を見つけて働き出し、2人の同棲生活は落ち着いています。
相変わらず言葉数は多くないし、いろんな事を話さない彼ではありますが、私を好きなこと、いつも一生懸命な事は伝わってくるので、一緒にいて楽です。