地域:長野県
出会いはあっても、先がない…
大学に入って割とすぐに付き合えた先輩と1年以上付き合ってから別れ、特にサークル活動もしないまま、女の子ばっかりの学部の友達とばかり遊んでいました。
もちろん彼氏は欲しかったけど、バイトも出会いが期待できるようなところではなかったし、そのまま淡々と時間は流れていきました…。
たまに合コンに参加してみても、その場は楽しく過ごすのですが、それだけで終わってしまうものばっかりでした。
友だちが紹介してくれて出会った人も何人かいましたし、その人たちとメールなどしてみましたが、そちらもなかなか盛り上がることができませんでした。
(スマホが出てくるだいぶ前の話なので、その当時はまだガラケーのメールが主流でした。)
なかなか付き合いたい!って思える人と出会えなかったし、メールより先に進むような人もいなかったのが原因だと思います。
どうしてみんなそんなに簡単に彼氏できるの?
いつもいっしょにいたクラスの友だちみんなが、どんどん恋人を作っていくのを目の当たりにして、焦るばかりでした。
それもこないだ別れたと思ったら、もう新しい人できたの?みたいなペースで。
そして大学入学して、最初に彼氏できたのは私だったんだけどな…と意味もなく落ち込む始末に。
わたし自身、完全に社交的な性格とは言えない人間だし、反対に友だちはコミュニケーションスキルの高い子たちばっかりなので、当たり前でしたが…。
そうすると友だちも一緒にいる時間がどんどん減ってきて、だんだん寂しくなるばっかり。
友だちが幸せそうなところを見ると、甘えられる存在もほしかったし、一緒に寝るときの、あのあったかさ・温もりも恋しくなりました。
猪突猛進!
たまたま同じ授業だった人に、いわゆる一目惚れをしました。
一一目惚れより軽い感じだったような気もしますが…。
大きな授業だったので、いろいろな学部の人が集まっていて、とても個人個人を特定できるような感じではありませんでした。
ただ「かっこいいな、あの人」くらいのスタンスで気になり始め、そのくらいの軽さでそれを友だちに話したところ、彼女のサークルの後輩だということが判明。
でも、そこから彼女にどうこうしてもらうことはありませんでした。
学内で彼を見かけては、友だちと内輪で盛り上がって遊ぶ、みたいなことを1ヵ月くらいしていました。
あれはまるで某テーマパークで某メインキャラクターを見つけたときの盛り上がりといっしょでした(笑)
でもだんだんそれだけではもの足りなくなってきた自分がいました。
ある日、いつも友だちと一緒にいた彼が一人でいるところに遭遇。
もうここしかない!と思い、もう今となってはとてもできませんが、思い切って声をかけました。
そのときの私、彼にとっては完全なる不審者です!
心臓バクバクのまま、友だちのことを話題に出して不審者ではないことを必死にアピールし、メアドを教えてもらえないかお願いすると、まさかのOKが。
その日から1ヵ月くらい、メールしたり、たまにご飯に行ったりしました。
一度わたしの方から告白しましたが、あまりに早すぎたらしく玉砕しました。
でも、それからもメールしたり、ご飯食べに行ったりしていたところ、それからしばらくして彼の方から改めて告白してくれて、お付き合いが始まりました。
あったかかった日々
付き合い始めてからは、1ヵ月とても健全な時間を過ごしました(笑)
学校がある日は一緒に夜ご飯を食べたり、休日は一緒に遠出したり。
一緒にご飯を食べながら、次はどこに行こう、と話している時間はとても楽しかったです。
デートのときは、前もって話していたわけじゃないのに、待ち合わせ場所に行くと服装が被ってたりもしました。
その前の彼氏のときは年上だったので、なんとなくいつもいい意味でも悪い意味でもリードされている気がして、窮屈さを感じていたりもしていました。
でも彼とは同い年だったし、小動物みたいな人だったので、一緒にいるときはいつも楽しかったし、あったかかったです。
アウトドアではなかった私ですが、彼に誘われて、彼と出かけたくて、いろいろなところに出かけました。
彼と一緒にいた時間と生活は、とても満ち足りたものだったと思います。