地域：北海道
人見知りが原因でした。
見た目も体型も普通、そして友達が少ない私はあまり人と関わる機会がなく、それに加えて人見知りで、たまにある出会いの機会すら、ものにすることが出来ないような女でした。
また、自分をさらけ出して嫌われてしまうのが怖いという思いもあり、誰かに対して心を開くのにも時間がかかってしまうタイプです。
人間不信とまではいかないし、今までにそうなってしまうような原因があるわけではありません。
これはもう私の生まれ持った性格なのだと割り切って生きてきました。
そのため、自分から告白したことなどなく、ただ一度だけ相手から告白されて付き合ったことがある程度でした。
しかし、自分から好きになった相手ではなかったので心を開ききれなかったのか、結局振られてしまいそこからというものはずっと1人です。
やっぱり寂しい。
大学進学とともに地元を離れ一人暮らしをすることになった私は、仲の良かった友達とも離れ頼れる人がいない状況でした。
実家からそう遠くない場所だったので両親は私のことを気にかけてたまに遊びにきてくれていたのですが、このまま両親に頼ってばかりでは地元を離れた意味がないと思い、自分でしっかりと人間関係を築いていきたいと思いました。
それは友達も恋人も全てにおいてです。
そして、大学生活の中で数人ではありますが友達を作ることができました。
少し調子に乗った私はこのまま彼氏でも出来ればいいなと欲が湧いてきました。
これが彼氏を作りたいと思ったきっかけであり、一度自信がついた私はすぐに調子に乗ってしまったと言うわけです。
出会いは流行りに乗って。
私と彼（今の夫）とは今時の出会い方でした。
それは、なんとなく誰かとの出会いを求めて始めた携帯のトークアプリでした。
そのアプリでは住んでいる地域が同じ人同士のトークルームがあり、私と主人の出会いはそのトークルームでした。
お互いアイコンは適当な画像を使っていたため顔は分かりませんでしたが、少し話しただけでとても盛り上がり、個別のチャットをするような仲になりました。
個別のチャットなので他の人の目を気にすることもなく結構個人的なことまで話したような気がします。
そして、そこで発覚したことがあります。
なんと彼と私は同じ大学に通っているということ、この事実はもう運命だと思いました。そして私と彼は直接会うようになり交際へと発展していきました。
出会い方が良かったのかな。
お互い見た目を知らない状態で出会い、しばらくはその状況で文字だけのやり取りを続けていたことが功を奏したのではないかと思っています。
見た目で好き嫌いを判断されないと人は心を開いてしまいやすくなるのでしょうか。
私は彼と直接出会うまでの間にかなり自分の個人的なことを話していました。
その為出会って付き合うようになってからも彼は私の事をもっと知ろうとしてくれました。
そのため私は自分を隠すことなく彼と一緒にいることができました。
時には喧嘩もするし腹立つこともありますよ。
それでも全てが新鮮で、ここまで心を開いて、腹を割って付き合える相手は初めてでした。
彼と出会ったことにより私は自分に自信を持てるようになったし、今は良きパートナーとして一緒に居られることが本当に幸せです。
