三重県
癌の手術をした事で彼氏は諦めていました
自分の病気の事があり引っ込んだ生活をしていました、手術で体に大きい傷が出来た事で結婚も諦めていました。
もちろん子供も諦めていました。温泉に行っても裸になるのが気になるし夏場は水着にもなれません。
人ごみに行くのも傷に当たったら痛むので夏祭り・テーマパークなども行けません。
冬にはスキーやスノーボードにも行く事が出来ません。
こんな体で彼氏が出来ても裸を見せれないし、行動に制限がされるので中途半端に付き合うのは相手にも悪いと思いました。
当時は20歳を超えていたので結婚を視野にいれた付き合いで、彼氏が出来る訳がないと諦めていました。
そんな感じで諦め続けて7年の年月が過ぎていきました。
兄の再婚と一人暮らしで寂しくなりました
父・母・兄・兄の子供(姪っ子)と暮らしていました。
そんな兄の再婚が決まったので一人暮らしをする事になりました。
今まで一人で生活をした事がなかったので、最初はウキウキしていましたが寂しい気持ちが出てきました。
一人でご飯を食べるのも嫌になって、近所の飲食店でご飯を食べるようになりました。
そんな時に家族で食べに来ている人・カップルで来ている人を見ていると羨ましい気持ちになってきました。
一緒に自宅でご飯を食べて、時々は外食をするような相手が欲しいと感じはじめました。
それと同時に将来を心配するようになりました。
一生一人でいる事が怖くなったのが一番の大きい気持ちでした。
間違い電話からメル友になりました
携帯電話に間違い電話がかかってきたのが始まりでした、その時は間違いで電話は終わりました。
しかし翌日に同じ相手から電話がかかってきて話すようになりました。
二回目の電話は間違いではなく、もう一度話したかったからと言われて驚きましたが楽しい時間でした。
話しているうちに自宅で電話しながら過ごす時間が長くなっていきました。
外食をしている方が多かったのですが、電話しながら夕飯を一緒に食べる事で寂しい気持ちもなくなりました。
電話が出来ない時はメールが届いたりして、数か月してから初めて会いました。
体の事も理解してくれて色々な不安なども親身になって話を聞いてくれたので自分には必要な人だと感じました。
間違い電話から1年後に付き合いが始まりました。
心にゆとりが出来て人に優しくなりました
諦めて一人で生活していた頃は人を妬んだり、毛嫌いする気持ちばかりで過ごしていました。
妬む気持ちばかりだと自然と顔に出ているので、周りに寄って来てくれる人がいませんでした。
彼氏が出来てからは人の幸せを妬む気持ちがなくなって、一緒に共感したりする事が多くなりました。
その為に不幸な顔をしていた頃からは考えられない程に笑顔になる事ができました。
周りに全く人がいなかったのに、彼氏が出来たお蔭で人が集まって来てくれるようになりました。
病気のせいでと考えなくなって、温泉は無理ですがテーマパークや人ごみにも行けるようになりました。
あんなに寂しかった一人暮らしも相手がいるだけで、満喫した生活になりました。