地域:東京
彼に片思い、メル友、失敗。
大学入学とともに上京してから彼氏ができました。
それまで、高校は女子校でモテるタイプでもないので中学生の頃は彼氏なんてできませんでした。
もちろん中学時代に好きな人はいましたが、中学生ってクラスの目立つ人気者の男子が好きですし、当然そうした人気者の男子はクラスのカワイイ女の子と付き合います。
私の出る幕なんて全くありませんでした。
高校の頃は、メル友から彼氏を作るというのも流行り、私もメル友に挑戦しましたが、人見知りで知らない人とメールをするのも苦手だったためほとんど続かずでした。
それでもまだ彼氏がいる子はクラスの数人程度だったのでそこまで焦ることもなく、メル友もうまくいかないため疲れて辞めてしまい、10代の彼氏づくりは失敗でした。
少女漫画のような恋がしたい
昔から少女漫画が好きだったので、恋愛に対する憧れは人一倍強いものでした。
可愛い女の子がかっこいい男の子から好かれていて告白されて付き合ってキスをするというストーリーを自分の実人生にもトレースしたいと考えていました。
なので、小学生の頃から彼氏が欲しいと思っていました。たまに、好きな男子がいたことがないという恋愛に無頓着な女の子がいましたが、そういった子は私には驚きでした。
でも意外とモテていたりして羨ましかったです。
高校生になると、やはり可愛い子ほど彼氏ができはじめ、彼氏がいるということは自分が可愛い女の子であるという証明のようでとても羨ましく、同時に自分が可愛い子ではないという現実を突きつけられている思いでした。
彼氏が欲しい、焦る。
上京した19歳。彼氏いない歴=年齢。焦っていました。
しかし幸いにも、大学1年生というのは出会いが多いものです。
入学後のレクリエーション、新歓の飲み会、研究室、男子の多い理系の大学。
しかし、そこでも人見知りでもある私は男子と関わることがうまくできませんでした。
連絡先を交換した男子もかなり少なかったと思います。
合コンに参加したこともありましたが、連絡先交換にも至らず、若さを無駄にしていました。
そんなある日、たまたまメルアドを交換していた男子から2対2で飲みに行かないかという誘いがありました。
あまりかっこよくはないものの、初めてのことだったので喜んで友達を誘い出かけました。
そこで初めて出会いと呼べるものがありました。
ついに、好きな彼からかわいがられる喜び。
その飲み会で知り合った人と付き合いました。トントン拍子でデートが決まり、彼氏ができて、映画に行って、寮まで送ってもらって。
絵に描いたような大学生活はとても楽しかったです。
彼氏という存在は心底彼女が可愛いらしく、いつも褒めてくれました。
彼氏がいる人は、もう何年も前から、こんなことを経験済みなのかと思いました。
大事にされる、褒められる、可愛い女の子として扱われる。
こうしたことは初めてでした。
当時は男の人から女性扱いされるということ自体が目新しくて楽しかったです。
それと「かわいくないからモテない」と思っていた以前より自信が付きました。
彼氏ができると余裕ができて、他の男性とも気軽に話せるようになりました。