地域:和歌山県
好きになった人がいても片思いばかりでした。
異性に話しかけるのも苦手な人見知りをする性格でした。
会話できるようになって思い切って告白しても「友達にしか思えない」とか「妹のような存在にしか感じない」と言われて振られてばかりでした。
そんな私に好きだと言ってくれる人もいましたが、好みのタイプではありませんでした。
直接告白されたり、デートに誘われることもなく友達伝いに言われるだけで、もちろん進展もありませんでした。
からかわれただけなのか本当に好きだったのか今も分からないです。
好きになった人に振り向いてもらえず、大人っぽくて綺麗な子は彼氏が途切れないし、高校時代には彼氏からプロポーズされる子もいたので、いつも羨ましい気持ちでいっぱいでした。
毎週デートがしたい!
彼氏が欲しいという願望は、中学生での初恋の頃からありましたが、付き合うという感覚があまり分からなかったので気持ちが伝わればいいとだけ思っていました。
高校生になり、周りの友達に次々と彼氏ができて、週末に一緒に遊んでもらえなくなったので寂しかったです。
休みの日は予定がない日もあったし、彼氏がいない子と遊んでもなんか虚しいという気持ちになり、心から楽しめずにいました。
会話も彼氏の話がメインになるので、ますます羨ましく思い、そんなひがんでばかりの自分も好きになれませんでした。
その時に毎週デートができる彼氏が欲しいと思うようになり、私も友達と彼氏の話をしたり、恋の悩みを相談したいと思いました。
初めての彼氏との出会い
ヘルパー2級を取得するために夏休みに講座を受けに行った時のことです。
1ヶ月毎日通学したので、人見知りの私でも隣で授業を受けた方と自然と会話ができるようになりました。
年上の方ばかりだったので、結婚して子供がいる方もいましたし、1番親しくなった人にも彼氏がいました。やっぱり羨ましいなと思いました。
そんな中、同じ講座を受けている人の中に好みのタイプの男性がいました。
1番親しくなった方にだけ打ち明けましたが、講座の最終日にも連絡先を聞けないままでした。
それから数日後に1番親しかった方が、気になっていた方とは偶然にも実習先が同じでした。
そこで、私のことが気になっていたと相談を受けたと聞きました。
1番親しい方を通じて連絡先を交換し、デートするようになりました。
そして誠実な方だったので付き合うようになりました。
楽しくてしかたない
彼氏ができて、夢だった毎週のデートが実現できて毎日が楽しくて楽しくて仕方なかったです。
彼氏がいるだけでこんなに幸せになれるんだと自分で感心したほどです。
しかも私の場合は、同じ学校とかバイト先とかありきたりな場所での出会いではなかったので、偶然の出会いが運命の出会いのように思っていました。
でもそれも数日だけでした。友達で彼氏がいてラブラブな人とまた比べてしまうようになったのです。
毎日電話やメールをくれないとか、重たい荷物を持ってくれないとか…見方を変えれば不満ばかりになりました。
比べてはいけないと分かってはいたのですが、この恋が本物で幸せになれるという自信が持てなくなり、毎週会うのがしんどくなりました。
一人に戻って好きなことをしたい…そう伝えて別れました。
私にとって初めての彼氏は、自信を少しだけくれました。
そして彼氏がいなくて寂しくても、本当に自分が幸せになれる恋を見つけようと思いました。