東京都
女性である事はダメな事。
あの人はどんな人でしょう。
彼氏って何だろう?みんな彼氏がいるのが普通で、私にはいないのはどうしてだろう?大学に通い始めてから、考えてみました。
人生にとって重要であり考えるべき内容と分かっていながら、恋愛についてはずっと避けてきました。
男性について知ったり考えたりする必要はない生活を送っていました。
女性である自分に自信がなくいました。
友人や周りの人に劣っている気がして、焦っていました。
女性として変わる決意をした時を覚えています。
彼氏がいなかった理由、それは、女性としての自分を認められなかった事、また認めてはいけないと思っていた事が理由です。
あの子に勝ちたい。
彼氏が欲しいと本当に思ったのは、友人や姉弟に彼氏がいたからです。
周りの人間に勝ちたいと思ったからです。
もちろん今になれば、彼氏がいる事が、誰かに勝つことではないのは分かります。
ただその当時の私にとっては、いつも誰かに負けている事が悔しかったのです。
大学の友人にきれいな女性は沢山いました。
姉妹にも彼氏はいました。
悔しくても立ち振る舞いを真似をして、最終的にはそれ以上の女性になりたいのです。
そのためには、彼氏が欲しい。そんな理由から始まりました。
人として褒めてもらうだけでなく、女性として褒めてもらいたいのです。
人に認めてもらう為に過ごしているわけではありませんが、「壁トンさんは、そんなに女性として頑張らなくていい」とアドバイスしてくる友人は、大抵自分の為に言っている事にも気づきました。
人の意見に振り回されないよう、自分を乗り越える必要がありました。
大きな理由ではないかもしれませんが、あの時女性として成長しよう判断して良かったと感じます。
自分を変えよう。
どうやって探すかは、考えないようにしていました。
女性としての自分を良くしようと努力して、男性に少しでも興味を持ってもらえるようにしました。
見た目を変えました。それまでショートカットで過ごしてきた髪の毛を長くし、まつげをビューラーで上げたり、化粧の仕方を変えました。
人は見た目ではなく、結局中身だと思っています。でもボロボロの恰好をしていたら男性にも興味を持ってもらえないです。
何度も見た目もきちんとして良いんだと自分に言い聞かせました。
声が低い事も女性としてはあまりプラスになりません。
出来るだけ高い声を普段から出すように変えました。
結果的にはあまり効果は出ませんでしたが、努力する姿を周りの男性が見てくれていたのかもしれません。
努力していたから友人も応援してくれ始めたのかもしれません。
初めての彼氏
彼氏が出来た時、本当に私の事が好きなのか自信を持てませんでした。
その為、女性として自分に対しては厳しい気持ちで変わりありませんでした。
ただ生活は変わりました。彼氏がいつも見守ってくれている安心感ができ、大学の授業の為の生活ではなくなりました。
彼氏とデートする為の時間も確保しなければいけません。
いずれその彼氏と結婚するなら、生活上一緒に乗り越えないといけない事がたくさんありました。
自分の気持ちに対して、責任も取れるようにならなければいけない事に気付きました。
喧嘩をすれば、自分にダメなところがなかったか、自分を振り返る事も一苦労でした。
謝る事も当時は難しく、気持ちのバランスを取れるように生活も変わりました。
自分の時間も大切にできるよう、彼氏が来てもリラックスできるよう、家の雰囲気も変わりました。
結局は当時の彼氏とはお別れしてしまいましたが、大学に入って自分の恋愛観は大きく変化したと感じます。