地域:大阪府
ひどいニキビによるコンプレックス
元々はとても色が白くて綺麗な肌をしていたのですが、ちょうど高校3年の夏が終わった二学期あたりから急にニキビができ始めてしまい、あっという間に顔じゅうニキビだらけになってしまいました。
自分で言うのもおかしいですが背も高くスタイルも良く、顔も綺麗だとよく言われるような恵まれた容姿で、自分には自信があったのですが、この肌トラブルを機に一気にコンプレックスの塊になってしまいました。
それまでは告白されてお付き合いをするということを高校時代に2度経験していましたが、どちらも子供の恋愛で数か月ほどしか続かず、ニキビがあることで自分に自信が完全に無くなっていて、人を好きになることも封印していた感じです。
友達みたいに幸せになりたい
高校時代に仲が良かった友達は、みな彼氏がいて、女友達との遊びも楽しむけど彼氏とも遊ぶような感じで、やはり両思いでいる相手がいるということはすごく幸せなんだな、と思えて仕方がありませんでした。
その反面自分はというと、自分の肌の汚さが気になってしまって、顔をじっと見られること自体が嫌な状態なのに、それでもやはり自分を好きだと言ってくれる相手が欲しかったです。
友達の一人と浪人生活をスタートさせることになり、もうこの一年は勉強だけに集中しなければならないのかと思うとかなり憂鬱でした。
友達は皆彼と仲が良く、何でも言い合えるような関係で、私がそれまでに体験した付き合い方とは全く違っていて、そこも羨ましかったです。
運命的な出会い
肌荒れだけが原因というわけではありませんが結局勉強にも身が入らず、気が付けば浪人生活に入ってしまっていました。
まだニキビも良くなっておらず、予備校に通う毎日だったのですが、ある日昼休みに友達とお弁当を買いに外出した時に、学校近くの横断歩道の向こう側に、すごく目立っている派手な感じの男の子がいました。
同じ予備校の生徒だったわけですが周りには彼と同じような感じの洗練された男の子や女の子が集まっていて、同じ予備校生ながら違う世界の人という感じでした。
でもなぜか横断歩道を挟んでその彼と数秒目が合っていた状態で、その後数日たってから予備校の食堂へ行ったときに彼が近づいてきて話しかけられ、その後すぐに交際することとなったのです。
初めて本気で好きになった彼氏
本来は勉強一本にならなければならない時期ながら、コンプレックスの塊だった私に対して、好きだよ、綺麗だよとグイグイくる肉食系の彼に、一気にのめり込んでしまいました。
毎日朝から夜遅くまで一緒で、勉強も教えてもらったり、その他いろいろなことを彼から教えてもらいました。
恋愛ホルモンが良かったのか私のニキビは自然と綺麗に治り、お化粧を覚え、姉の洋服をこっそりと着て大人びたデートもよくしました。
このころは私の容姿の急激な変化を周りも気づいていて、綺麗だと言われることが増え、予備校内でもかなりモテていました。
自分に余裕が取り戻せたことがプラスに働き、勉強も頑張れる様になり無事大学にも合格できました。