地域:北海道
奢ってもらうのが当たり前の感覚に陥ってしまう
20歳を越えてお酒が飲めるようになってからは、飲み屋街に行くことが楽しくなり毎晩のように通っていました。
それまでは知らなかった世界を沢山知ることが出来たことが新鮮だったからです。
とにかく沢山の居酒屋、バーに行きました。
やがて行きつけの飲み屋さんができるようになると、そこで幅広い 年代の方と出会いました。
年上が多く、帰るときには支払いをしてくれました。
それが当たり前になり、女はお金を払わなくてもいいものだ、男はお金を払うものなのだと思ってしまいました。
そんな女にはもちろんいい男は寄ってくる訳はなく、相手にされる訳はなく、そのまま調子に乗った私には彼氏が出来ませんでした。
1人の人を好きになって寂しさを紛らわせたいと思う
毎晩飲み歩いていた頃は、毎晩違う友達と会っていました。
それはそれで毎日が新鮮で楽しかったのですが、朝方家に帰ると時々寂しくなるようになりました。
SNSなどで結婚している芸能人や、彼氏のいる友達の投稿を見ていると朝方とか関係なく一緒にいられることを知ったからです。
私はいつも1人だなと実感すると、好きな人と一緒に過ごすのが羨ましいなと素直に思いました。
人を羨むようなこの現状から抜け出したいと思ったとき、すぐ彼氏が欲しいと思いました。
彼氏が欲しいと思ったときは、誰でもいいから1人の人を好きになりたいと思いました。
ただただ、寂しかったのだと思います。
運命の出会いは突然に
出会おうとしていないときに出会いました。
紹介された訳でもありませんでした。
お互いほぼ毎日1人で通う飲み屋さんが行きつけの飲み屋さんで時々顔を合わせるようになりました。
年が一回り以上離れていたので、なかなか距離は縮まらず挨拶だけする関係になりました。
その後も何度か顔を合わせても第一印象で話が合うことがないように感じたのか、お互いに当たり障りのない会話だけしていました。
その中で、ものすごく田舎だった私の職場の近くに彼の職場もあることが分かりそこだけものすごく話が盛り上がりました。
私はなんとなく仲間意識のようなものが沸いてきて、連絡先を聞きました。
彼は、あっさりと教えてくれました。
彼氏はいつも私の心を安定にしてくれる
彼氏がいるとその存在があるだけで、一緒にいなくても寂しいと思うことがありません。
私は1人じゃない、必要としてくれる人がいる、そう思えることが幸せでした。
仕事で辛いことがあっても、友達と上手くいかないことがあっても、彼氏がいることが心の支えになるのです。
この気持ちは、異性にしか感じることの出来ない気持ちなのかなと思います。
私にとっては家族愛のような、絶対的な信頼感です。
その信頼感を得て心の安定が保たれるようになると、それまでの生活が上手くいかなくても落ち込まなくなり、人生が楽しくなりました。
また、彼氏にもそう感じて貰えるように努力することにもやりがいを感じました。