地域:大阪府
出会いがないと思っていた
看護師の専門学校とバイト、たまに友人と会うだけの毎日で特に大した出会いもありませんでした。
バイトは複数掛け持ちをしていましたが、彼氏にしたい男性はおらず、又バイト先によっては女性ばかりのの所もありました。専門学校もほぼ女性で、全く出会いがありません。
出会いを求めて合コンをしたりもしましたが、仲良く遊べても付き合いたいという男性に出会う事はありませんでした。
街行く人は皆、一体どこで彼氏を作っているのだろうかと悩んでいました。
自身に問題があるとすれば、あまり彼女にしたい女ではなかったと思います。
B系の服装で強そう、怖そうと言われ、アメカジ系やスーツ系の男性とは無縁の環境にいました。
かと言ってB系の男性は好みの男性はいませんでした。
なんだか、いるだけで幸せそう
取り合えず、幸せそうという感じです。それが、彼氏が欲しいと思った理由です。
それまでにも付き会った事、彼氏がいた事はありました。
ただ好かれて付き合っただけで、私は好きではありません。
一緒に歩いていてもどこか恥ずかしいと思っている自分もいました。
それでも朝起きて、彼がいたり、当然の様に休みの日には出掛ける予定があったり、イベント事に一緒に買い物を行ったりしたのは楽しかったです。
そんな思い出もあるので、好きな人とそんな事をしたら本当に楽しんだろうなと思っていました。
自分の生活や考えが乱れる程の大恋愛をしたいと常々思っていました。
私の今の学校とバイトだけの生活を大きく変えてくれる人はどこにいるんだろうと思っていました。
帽子屋で見付けたのは帽子ではなく彼氏
数カ月に一回位の間隔で友人と遊んでいました。
私の中ではバイトが息抜きの場で遊び場だったのです。
なので、わざわざ買い物に一緒に行く予定を入れたりする事はありませんでした。
バイトも無い日が、友人と遊んでもいいかなと思う日でした。
その日も高校の頃の友人と遊びに行く手土産にケーキを買いにいきました。
出来上がりまで、数分あるので待ってて欲しいと言われ近くの帽子屋さんに入りました。
そこで働いていた彼と出会います。
世間話をして、帽子屋でもバイトを募集しており、働かない?と言われ、働きたいと言う意志を告げました。
相手も詳細を軽く聞いてきて、店長に掛けあってみると言われました。
ただ、他にもバイトをしていたので無理だろうと思っていました。
夜、彼から電話がかかってきてバイトの件は無理だったと言われました。
そのまま切ろうかと思っていた所に、連絡先登録してもいいかと言われました。
元々私と連絡先を交換する事が目的でバイトの話しを振ったと言われました。
私も彼に好印象を持っていたので、良いよと言い、その後会った時に告白されて付き合う事になりました。
世界がキラキラしている
本当に好きな人に好きと言われたのは、20代を超えていましたが、初めての事でした。
好きな人と付き合うってこんなに嬉しいものなのか!!と感動すら覚えた程です。
告白されたのは夜の繁華街でした。夜の電気がキラキラしていて本当に嬉しい気持ちでした。
彼とは年齢は6歳離れていました。私が26歳で相手が20歳でした。それもまた新鮮で、友人と話すと驚かれる所も正直優越感です。
彼は一緒に歩いている時には何度もくっ付いてきて、恥ずかしい程好きだと人前でも言ってくれました。当然、人前でも関係なくキスをしたりしてきます。
そのくせデートの時には男になりたいみたいで、少し高そうなお店を奢ってくれたりしました。
背伸びをしている感じが可愛くもあり、たくましくもありました。やっぱり生活に彼氏は潤いと一緒で必須です。