東京都
突然の音信不通
当時、彼氏がいなかったのはまだ元彼から連絡が来ると信じていたからです。
2ヶ月付き合い、音信不通になってしまった彼氏でした。
その彼氏とは7歳も年が離れているし、彼はトラック運転手で何か事故にでもあったのかもしれないと1人で悩む日々でした。
そんな寂しさや虚しさを補うために私は特に感情もない相手と関係をもったりもしました。
相手には感情があったようですが、元彼が忘れられないという事もあり、付き合いたいとは思えず、体の関係のみの人が何人か現れたというくらいでしかなかったです。身も心もボロボロだったと思います。
そんな中極たまに元彼からの連絡がありました。
連絡が来たときに少し会うとまた音信不通にされてしまう事の繰り返しで、彼氏がほしいと思わなくなってしまいました。
体の関係だけではやっぱり独りだった
どんなに体の関係を持っても、私側には愛のない関係でした。
愛を求めての関係はどうしたらいいのか分からない状態で、サイトで会える人や気になる人を捜す毎日だったと思います。
そんな中、友達の嬉しそうな恋バナを耳にしました。
ずっと友達だった人とお付き合いに発展し、バイト帰りによく会っていると話していました。
「この子は独りじゃないし、幸せそうだな。」
というのがその時の印象で、今の自分には無い感情をしっかり持っている事に羨ましさを感じました。
その話から、独りではいたくない事や体のみの関係は終わりにしたいこと、愛のある関係を望むようになり、彼氏がほしいと思うようになりました。
彼氏の探し方も結局サイトからだった
体の関係の人たちとの連絡は一切絶ちましたが、彼氏の探し方や見つけ方なんて到底分からず、以前から続けていたサイトをたまに見ていました。
大学は女子が8割強の大学だったし、特に気になる人もいません。
そもそも私になんて興味を持つ人なんて居ないと思っていたから、リアルで相手を探したいなんて思うこともありませんでした。
連絡を絶って2ヶ月くらい過ぎた頃、サイトからメールが来てました。
「気になってメールしました。2歳年上の会社員です。」というメール。
メールには使用料が掛かるサイトなので、メールをくれたことに驚きと気になってくれたことに嬉しさが込み上げてきました。
少しサイト内でメールのやりとりをしてから無料SNSへ移行すると、その方はとても親切で毎日連絡をくれました。
私も固まってた心が解けていき、2週間後に直接会い、夜勤終わりなのに会いに来てくれる優しさがとても嬉しく、いつの間にか付き合うことになりました。
毎日の連絡と休みの日は毎回会いに来てくれる
付き合ってからは毎回仕事の休みには会いに来てくれました。
私も学校の休みのタイミングがあえばよく車で2人で出掛けました。旅行にも出かけるようになり、常に会える関係の楽しさや素晴らしさを感じるようになっていきました。
私は就活生になり、実家へ帰ることも考えてました。
数年遠距離をしてからまた近くに戻ってくることも考えてました。
しかし、氷河期で中々就職先が決まらず、結局帰ることなく、実家と彼氏の間くらいの所に仕事を見つけ、一人暮らしをしました。
やっぱり彼氏と完全に離れることが出来ないと思ってしまったからなのです。
その後仕事を辞め、同棲をすることになり、親にも挨拶に行きました。
親はとても驚いていたけど、彼氏の優しさがとても気に入ってくれたことにすごく嬉しかったこと覚えています。
やっぱりマメで優しい人が私には合っていたんだと確信できた恋愛でした。