地域:東京都
のんびりフリーライフ
前の彼氏は束縛屋さんでとても大変でした。
こっちが仕事中でも友達と過ごしているときでもお構いなしに電話やメールをしてきて、それに対応するまで何度も続きました。
対応したら対応したで「いま何してたの?何で出ないの?」と責めてきました。
プライベートで出掛けるときは居場所の事前報告やリアルタイムでの情報を送らないといけなくて、のんびりしていることもできませんでした。
常にこまめな管理に疲れてしまい、恋愛って面倒くさいなあとか一人で自由に行動したいなあと思うようになりました。
彼にお別れを告げて何とか解放されたのをきっかけに、これからは一人を楽しんでしばらくはマイペースにのんびりと過ごしたかったので彼氏を作りませんでした。
のんびり過ぎても退屈
マイペースに過ごして自由を満喫していたのですが、一緒に出掛けたりする友人達はある程度は決まっています。
その友人達もそれぞれ彼氏がいてそっちで過ごすこともあるので少し退屈になってきました。
私も彼氏と美味しいものを食べに行ったりお洒落なお店に行ったり旅行とか色々したいなあと何気なく思うようになりました。
そんなときに気付いたのが、自分の女子力が何だか低下しているような気がしてきたことです。
このままでは干物女になってしまいます。異性の力は大きかったのだと思い知らされデートをしてみたいと思うようになりました。
それからは、彼氏がいたらこんなお洒落をしようとかこんなところに行こうといった妄想が始まりました。
かしこまらずによろしくです
よく通っている飲食店がありました。
そこは洋食屋さんで小皿料理がたくさんあってお酒も飲める感じのところです。
そこのマスターがとても感じのよい人で、お店の雰囲気がよいのと料理が美味しいのはもちろんですが、実はマスターの人柄を気に入っていたのです。
見た目も格好よくて弾む会話に癒やされていました。
とても素敵な人なのでもちろん彼女さんがいるんだろうなあと思っていたのですが、少し前の会話で実はフリーだというような感じの情報をわたしは聞き逃しませんでした。
その後も何度か通って、これはもしかしたらデートを申し込んでも大丈夫かもしれないと思うようになりました。
そしてある日、もし良かったら今度お食事に行きませんか?とお誘いをして、OKをもらいました。
そして交際が始まりました。
ときめく日々が始まりました
顔馴染みの彼氏ができたので最初は何だか照れくさかったのですが、お店で普段見るのとは違う姿をたくさん知ることができてドキドキしました。
他のお客さん達が知らない彼の一面を私は知っているんだという秘密感もありました。
彼は飲食店勤務でとても忙しいので前の彼氏のような束縛はしてこなかったし、何よりも他人の気持ちが分かる優しい人なのでそのような気質もありませんでした。
恋愛に依存しすぎずお互いを尊重して恋人としてお付き合いしていくことができてとても心地好い関係でした。
デートでは私が妄想していたことも少しずつ叶えられていき、彼氏がいるってこんなに素敵なことなのねと心から思いました。
彼がいてくれることで楽しい日々を過ごせています。