地域:三重県
煮えきらない彼氏と迷った末にお別れ
社会人になって、10人くらいの同期入社社員の1人と新人研修で意気投合。
友だち感覚で付き合うとことになりました。
学生時代は女子の多い環境で恋愛関係はあまりぱっとしなかった私。
就職して引っ越し、新しい環境で、一緒にいると楽しい友だち感覚の彼氏もできて希望に満ちていました。
お互い、部署は違ったものの、話題も共通していて、ノリはいいけど強引すぎない彼氏との時間は楽しいものでした。
特に大きなケンカなどもないまま、2年が経過。
彼に転勤の辞令が出て、遠距離恋愛になりました。
すると、うまくいっていた関係に変化が。
私ばかりが高速バスで週末に彼氏の転勤先に会いにいくようになりましたが、彼氏からはこちらにくる気配はなし。
会えば楽しいし、いつも通りなのですが、何か違うと思うようになりました。
私にも、彼氏が大切なこととは別の次元で、週末にやってみたいことや会いたい友人がいます。
そのことを彼氏に言ってみても、それなら来る回数を減らしてもいいよと言ったり、自分から動こうという気が感じられませんでした。
もう、気持ちが冷めたのかと聞いても、それは違うと。
迷いに迷いましたが、バスで2時間の距離ができただけですれ違ってしまう関係なら、と思いお別れしました。
それからしばらくは、仕事が忙しくなったこともあり、彼氏はいませんでした。
なんだか充実しない
彼氏と別れてから1年間ほど、仕事もプライベートも暗黒時代というべき時期だったかもしれません。
仕事自体は慣れてきて責任のある業務も任されはじめましたが、新しく着任した上司との相性が最悪。
良かれと思った事にことごとくダメ出しされ、残業も多くて疲れていました。
自分で決めて彼氏と別れましたが、一緒に過ごせる心許せる相手がないないのはやっぱり寂しいものでした。
このままではいけない、と友だちと会ったり、自分磨きになりそうなことは、多少疲れていても積極的に参加するようにしていました。
心機一転、部屋を引っ越して断捨離して持っているものを整理して、好みの部屋にしてみたり…他から見ると充実しているようだけれど頑張りすぎで疲れてみえたかもしれません。
まあいいや、と思って
今の彼氏と出会ったのは、そんな頑張り女子生活に自分でも疲れているな、と思っていたころでした。
友だちに誘われて行ったバーベキューで、友だちの彼氏の先輩が来ていました。
その時はあまり話さなかったのですが、バーベキューが終わった帰り道に送ってもらった車で一緒になり、友だちカップルと4人で喫茶店に入ることになりました。
喫茶店で、バーベキューの時は無口な人だと思っていたけれど、話してみると意外に話しやすい人だと思いました。
ですが、6歳くらい年上でかなり落ち着いた雰囲気だったので、付き合いたいなどの気持ちにはならず、既婚か未婚かも確かめなかったほどでした。
後日、友だちづたいに、今度は2人でごはんに行きたいと言っている、と聞いたときには驚きましたが、まあ、いいか、と思ってOKしました。
その時ハマっていたネットの占いサイトで、不意のお誘いにはのってみるのが吉、とあったのもきっかけの一つでした。
それくらい軽い気持ちだったのです。
気づいたら私の方が
彼と数回ご飯や飲みに行ったあと、彼の方から、できたら付き合ってほしいと言われました。
とくに、嫌な気持ちもしなかったし、今思うと失礼ですが、私が嫌になったら別れたらいいや、くらいの気持ちで了承しました。
彼氏には、今は年上の友だちくらいの気持ちしかないけど、と言ったらそれでもいい、と言ってくれました。
付き合って数ヶ月で、私は職場の気の合わない上司との亀裂が決定的になり、配置転換を希望するか、転職するかを真剣に悩んでいました。
ですが、このことは付き合ったばかりの彼には詳しく話していませんでした。
人生の重大事を相談するにはまだ早いなと思っていたからです。
結局、私は転職を選び、新しい会社を探したのですが、難航。
上司と合わなかっただけで、仕事が嫌いなわけではなかったのでショックでした。
家賃の支払いなどもあり、長く無職でいるわけにもいきません。
そうしたら彼氏が詳しい事情も知らないのに、どんなことを考えて転職したのか分からないけど、自分の思うように精一杯やってみればいい、それまで家に居候してもいいよ、と言ってくれました。
ありがたいけど、そのまま、同棲とか結婚とかなるなら私自身が自分が逃げたようで嫌だ、と言ったら、安心しろ、仕事する気失せたら、全力で尻を叩いてやるから仕事はきっちり探せ、だけどそれのサポートはする、と言ってくれました。
私を信じて応援してくれるのが伝わってきました。
その言葉どおり、転職にほぼ一年かかったにもかかわらずだまって居候させてくれ、転職が決まった時は、俺はいてほしいけど、もう一回一人暮らしに戻るか?と聞いてくれました。
私もそのころには彼なしの生活は考えられなくなり、じっくり時間をかけて活動して、彼氏の家から通えて、自分で納得できる職場に転職できました。
これからも、一緒にいたいと思います。