人生を諦めた、引きこもり女子の私に素敵な恋人ができた話

マレーバクちゃん 年代:20代
地域:新潟県
目次

高校を中退したことによる引きこもりの始まり

私は高校二年生の時に、当時の友人関係が上手くいかないことによる激しい自律神経失調症になり、登校できない日が続き結果的に中退することとなりました。

友達とは疎遠になり、親にも呆れられ、周りのみんなから置いていかれるようでとても孤独でしたが、もう心身共に疲れきって転入などする気力もすっかり失せていました。

一日寝てばかりでインターネットをダラダラ見るだけ。

お医者さんから処方された薬は全く効かず、無気力な日々でした。

半ば引きこもりのようになり、外出出来るのは月に一度か二度にまでなりました。

外に出なきゃと思っても、身体が拒否している、という感覚でした。やるせなくて辛かったです。

友達のノロケ報告に焦りと悲しみ

私はそれまで、恋人が出来たことはありませんでした。

片思いの経験はたくさんあったし、人並みに恋愛に興味はあったと思います。むしろ興味関心の強い方でした。

でもそんなに可愛くもないし、目立つタイプでもないし、もてなかったので縁はありませんでした。

高校を辞めてしばらくしたあと、中学生の頃の友達から心配だと連絡があり少し話したりしました。

その時に、その友人はとても自然に彼氏の話をしたのです。

私の知らないような、「恋人のいる世界」の話を楽しそうにして、私は置いてけぼりになったような気持ちになったことを覚えています。

でも、表にだすのは悔しかったので、いいなぁとさも深く気にしていないように振る舞いました。

私にも、彼氏がいたらなぁ、と改めて強く思いました。

とある趣味の掲示板サイトに出会う

その頃私は、好きな趣味を語り合える掲示板サイトに入り浸っていました。

その時間だけは辛い現実を忘れて、常連さん達と会話を楽しめました。

その常連さん達の中で、特に私と気が合う人がおり、私は相手が男性だと知っていたので淡い想いを抱いていました。

ある日その掲示板サイトが終わることになり、みんなお互い寂しいね、元気でね、なんてお別れの挨拶をしていたところ、気になる彼が私とプライベートでもまだ話がしたいと相談を持ちかけてきたのです。

彼は掲示板に捨てアドレスを載せて、私は勇気をだして連絡してみました。

そこから少しずつ、お互いのプライベートな話をするようになったのです。

毎日話す内に心を開いていって、私は自分の深い悩みなどを打ち明けるようになりました。

前向きになり、行動する勇気が湧くように

彼とお互い深い話をするようになり、写メ交換もしました。

お互いなんだか雰囲気が近いので、ちょっと兄妹みたいだねと冗談を言ったりしました。

私は彼と直接会ってみたいと思うようになりました。ただその為には、体力を付けないといけないし、オシャレだってしたい!と次々とやりたいことが溢れてきました。

通院にもいつも以上に自分の症状をきちんと話し、その結果私に合う漢方薬が見つかり、体力も戻ってきたのでバイトが出来るようにもなりました。

私の誕生日に、お互い会おうという話になり、交通費を頑張って貯めました。

当日、彼と会って付き合うこととなり、人生で初めて自分で何かを見つけ、動いて、手にした喜びを実感しました。

それから私は近所の介護施設で働くことになり、将来的にもっとお金を貯めたら彼と結婚する話をしています。

恋愛は人生に前を向く勇気とパワーを与えてくれると、今はそう実感出来ます。

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