大阪府
彼氏がほしいと思わなかった。
当時、男女問わず遊び仲間がたくさんおり、学校が終わると毎日仲間と朝まで遊びにあけくれ、楽しかった事もあって彼氏が欲しいとは思わなかった時期でした。
当時は今の様に携帯電話が誰でも持てる時代では無かったので、外に一度出かけてしまえば連絡がとれない事もありほとんどの友達はポケットベルを持って出かけていました。
友達の中には彼氏がいる子がいましたが、何回も何回もしつこい位にポケットベルが鳴っていて、公衆電話から電話をしている姿を見て、傍でうっとうしいなと思っていました。
そういうのは自分には合わないと思っていた事、彼氏より友達優先の考えがあった事も彼氏がいなかった理由の一つになると思います。
何となく心に隙間ができたときでした。
学校が終わり、いつものように仲間と遊びほうけている頭の片隅に、この先の就職活動や結婚などを考えたり、仲間同士で就職や恋愛だのなんだのと話す機会も増え始めたりして、以前の様に心から楽しいと思えなく感じたりして、だんだんと毎日遊んでいる事がつまらなくなりました。
そんな時にふっと友達とは違う心の拠り所とでも呼ぶのでしょうか彼氏がいれば今の自分の悩みや不安、感じている事を友達とは違う形で聞いてもらえたりこれからの人生を歩んでいくためのアドバイスを言ってくれるのではないかと考え始めている自分がいました。
ブルーになっているわけでもないのに心に隙間風が吹いた瞬間でもありました。
思わぬところから
まず知り合いの多い友達に彼氏を紹介してもらう事から始めていきました。
連日合コンのセットをしてもらい、友人に付き添い役をしてもらい、他愛も無い話をして、お開きになったあと付き添い役の友人に、どうだった?
と感想を聞き、お互いの意見交換で相手を再確認しながらふるいにかけていきました。
また私は自分より年上の男性とお付き合いしたいと考えていましたので、ターゲットを年上の男性に絞り込みました。
何回か合コンに行ったりしたものの縁が無く、結局見つけた彼氏は自分の周りにいた知人男性でした。
近くに居すぎて見えなかったんですね。
今まで恋愛対象で見ていなっかただけに周りもビックリしていました。
こんな事ってあるのですね。
愛し愛されるごとに女性が美しくなってゆく
年上の彼氏ができてからは、今まで行った事もないようなレストランや遠距離ドライブ、泊りがけのデート・・・などなど私にとっては何もかもが初めての事だらけで大人の世界を少しだけ覗いたような気分でした。
毎日毎日彼の事を想うと恋しくなり胸がきゅんとなって今までの私はどこへ行ったの?って思いました。
また超わががま娘を手なずけるのが非常に上手な彼氏で喧嘩相手にもならないんですね。
分からない事があると納得できるまで説明をしてくれたり、物事の捉え方や、人間としての生き方など非常にたくさんの事を彼から学びました。
また結婚したいと思ったのもこの彼氏でした。
ちなみに今の旦那がこの彼氏です。