
地域:北海道
友人から何気なく言われた一言
私が高校2年生の時のことです。
それまで同級生と1年近くお付き合いしていましたが、私の気持ちが他の同級生にいってしまい自然消滅しました。
それまでクラスはもちろん、学年のほとんどの人が知っていたくらい長くお付き合いしていたので、別れた時は「なんで?」とか「結婚するんだと思ってた」といろいろ言われました。
その中でも、友人から何気なく言われた「〇〇(私)は????(元カレ)が幸せになるまで幸せになっちゃダメだよ」という言葉に強く引っかかりました。
なんで友人にこんなこと言われなきゃいけないんだろうとは思いましたが、私の気持ちがなくなったことが原因だったので元カレに彼女ができるまで恋をしようとも思いませんでした。
元カレに彼女ができたことでした
元カレと別れてしばらくは彼氏がほしいとは思っていませんでした。
もう誰かを傷つけたり自分自身も傷つきたくないと思っていました。
それでも、恋愛体質で、恋愛漫画が好きで、多感な高校生だったこともあって、いつのまにか「また真剣に恋がしたいな、誰かを真剣に好きになりたいな」と思うようになりました。
もちろん友人には彼氏がいるし、話題といえば同級生の恋愛事情がメインだったので、気持ちも自然に変化していったと思います。
また、元カレに彼女ができたことが大きかったと思います。
元カレとは別れたあとも友人としてずっと連絡を取り合っていたので、「彼女ができた」とメールが来た時は嬉しかったです。
これで私も恋ができるなと思いました。
新しい彼氏は部活の後輩でした
元カレに彼女ができても、しばらく好きな人はいませんでした。
高校3年生になり、私は副部長になりました。
そんな時、部活のオリエンテーションでドラムを叩いていたのが高校1年生のT君です。
T君は小さい時からドラムが好きで、中学でもジャズドラムをやっていたそうです。
私は「かっこいいな」とは思いましたが、学年が2つ下なので年下はないと思っていたので、それからは普通に部活の後輩として接していました。
でもいつのまにか部活の帰りが毎日一緒でした。
帰り道はバス停までしばらく下り坂が続くのですが、ずっと話していても話が尽きないし、みんなで公園に寄っておやつを食べたり遊んだりしていました。
そして、その後輩から告白をしてもらいました。
毎日が楽しくて青春でした
今まで同級生か年上しかお付き合いしたことがなく、末っ子で甘えたなので「年下」が心配でしたが、T君はしっかり者でした。
お付き合いを始めたことは顧問をはじめ部活の全員には伝わっていましたが、私もT君も「部活は部活、恋愛は恋愛」と割り切っていたので問題になることはありませんでした。
付き合う前まではバスに乗ったらそれぞれ家路に着いていましたが、付き合ってからはわざわざ遠い私の家まで送ってくれるようになりました。
高校生なのにバス代がかかるのも気にせず、時間も遅いからと言って。
その優しさに私はますます惹かれました。
それからは勉強も部活も頑張りました。
彼氏ができたから成績が落ちただとか、下手になったと言われたくなかったからです。
T君も同じで、お互いに励まし合いながら毎日が充実していました。

