恋愛初心者の私についに彼氏ができた!でも家族みたいな存在でしかなかった

みゆきさん 年代:30代
兵庫県
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当時、私に彼氏がいなかった理由

大学に入ってすぐの私には彼氏がいませんでした。

その理由として挙げられるとすれば、自分自身が恋愛初心者であったということです。

どのようにして、恋愛関係を築いていけばよいのか、そもそも恋愛といったものに対して夢を抱いていたせいもあって、現実的なことではないし、自分はそのようなチャンスに恵まれることはないと、開き直っていたことも一因であったように感じます。

そもそも自分の人生に関わることのないテーマについて深く考えないことは、人として当たり前の帰結です。

だからこそ、そんなの関係ないと思うことによって、自分を言い聞かせていたと言っても過言ではありませんでした。

でもその日が訪れた 彼氏がほしい

そんな私が有る日突然彼氏がほしいと思うようになったきっかけとなった出来事は、言うまでもなく、一番仲良くしていた女友達に彼氏ができたことでした。

それまでどこへ行くのも彼女と、何をするのも二人で、彼氏なんて必要ないよねなんて言いながら、いつも楽しい時間を過ごしていたのでした。

そんな彼女がある日突然申し訳ないことをしてしまったといった神妙な面持ちをして、彼氏ができたことを打ち明けてきたのです。

もちろん、おめでとうよかったねと口では言ってみたものの、なんだか彼女を取られてしまったような複雑な気持ちになりました。

事実、彼氏を紹介してもらったときにも、ライバル心のようなものが自分の中に沸き起こってくるのを実感しましたし、それからも彼氏との約束を優先するようになってしまった彼女に嫌悪感さえ抱いたものです。

だったら彼氏紹介するよ

そこで、私は一人取り残されてしまったように寂しい気持ちのまま毎日を送っていたのですが、その落ち込みに彼女が気づいていたようです。

私に対しても彼氏を紹介したいと申し出てきたのです。

つまり、彼女とその彼氏と、その彼氏の友達と私の4人でダブルデートをしようと提案してきたのでした。

私はただ彼女と遊びに行くこと自体が久しぶりだったのと、まあどうでもいいやという投げやりな気持ちでそのプランを受け入れることにしたのでした。

彼女が私に言い放った、私の彼氏の友達ですごくいい人がいるよとの言葉があまりにも上から目線で、置いてけぼりをされているような、情けない気持ちになったことは昨日のように覚えています。

結果的に彼氏はできましたが・・・

ダブルデートのすえ、お相手の男性は私のことを気に入ってくれたようで、私もそんなに悪い人じゃないし、どうせ暇だし、まあ別になるようになればいいと開き直っていたことがあって、無事に交際がスタートすることと相成りました。

彼氏ができて、気持ちや生活などの環境が一変したかというと、そんなこともなく、一人で行動していたことを共に行動してくれる人ができたので、少しは心強いように感じることが増えたというのが、最初に思った印象でした。

一目惚れしたとか、ドキドキの大恋愛みたいなこともなかったので、とにかくただそこにいて落ち着ける人であるなというふうに、まるで兄か弟のような家族みたいな存在ができたことに対しては、素直に嬉しかったです。

 

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