和歌山県
高校2年まで、彼氏はいませんでした。
小学生の頃から続けていたスポーツを、高校の部活動に選びました。
そのスポーツは競技人口は圧倒的に男性が多く、高校の部活でも女子は私ひとりだけ、という状態でした。
彼氏にするなら自分より強い人がいいと思っていましたが、何もスポーツをしていない細い男性だと、頼りにならなさそうで、恋愛対象として見ていませんでした。
また、周りの友達も彼氏がいなかった人がほとんどだったので、遊ぶ友達には困りませんでしたし、彼氏が欲しいとも思いませんでした。
男友達も数人いて、普通に遊びに行っていたので、彼氏ができて男友達と遊びに行けなくなるなら彼氏はいらないとまで思っていました。
かなり仲の良い男友達がいるので、その人と遊ぶことを規制されたくありませんでした。
男性に興味がない訳ではありませんでした
遊べる友達もいて、部活動も充実していましたが、男性に興味がない訳ではありませんでした。
どちらかというと、私は面食いなので、試合会場でも他校の選手をみて「あの人かっこいい」等を友達と言っていました。
付き合うってどんな感じなんだろうと興味はありました。
クラスの中でもカップルで幸せそうに休み時間一緒にいる姿を見ていたので、悪い印象はなかったです。
高校生になると、時々自宅に男友達を連れていくと、親に「彼氏?」と聞かれるようになってきたのも、意識し始めた理由のひとつです。
父親は特に、男友達を連れていくと必ず見に来ていましたし、男友達が帰ったあとに少し嬉しそうな顔で聞いてきたのです。
彼氏ではないと言うと、少し残念がっていたのを覚えています。
まずは身近なところから。
彼氏を探す、といっても、そもそも好きにならないと付き合うとかはないのでは?と思っていた為、簡単にはいきませんでした。
男友達は恋愛対象外でしたし、部活の男性とは必要事項しか話さない程だったので、その人の事をよく知りませんでした。
その頃になると友達も彼氏が欲しいとぼやくようになっていたので、どうやって探したらいいのかを話していました。
高校2年の時、一人の男友達から誘われて、バンドを組むことにしました。
そのメンバーには初めて会う男性がいました。
最初はあまり話さなかったのですが、私がそれとは別のバンドでライブをしたときに見に来てくれたのをきっかけに、遊ぶようになりました。
優しくて一緒にいて気を遣わなかったので、居心地がよかったです。
しばらく遊んでいると、彼から告白されて、付き合うことになりました。
生活はガラッと変わりました。
彼氏ができる前は私はかなりインドア派でした。
部活とは別に、外部でも習い事をしていたので、それの検定や部活の試合、練習に忙しかったので、休日に出かける気力がなかったのです。
1日寝て過ごすというのも珍しくありませんでした。
彼氏ができてからは流石に毎回これだと悪いと思ったので、無理をしない範囲で遊ぶことにしました。
学校も同じだったので、登下校を一緒にしたり、なるべく会えるよう、努力しました。
彼氏も私が忙しいことは理解してくれたので、自宅デートも快く受け入れてくれました。
休日に会えるように、平日にやるべき事を終わらせておくなど、行動にも変化がありました。
休日に遊びに行っていたお陰で気分転換にもなり、毎日が楽しかったです。