老後を見据えたリアルなお相手探しのつもりが・・。

なつみかん子さん 年代:40代
長崎県
目次

恋愛せずとも楽しく過ごせていた

趣味多才過ぎて、まったく退屈する暇がなかったので恋愛せずとも楽しく過ごせていた。

趣味を通じて出会いがあると思っていたが趣味を通して自分を高める事に夢中になっていった。

気がつくと一人ってワケでもなく、むしろ1人でいる事が大好きなので、あえてそこに彼氏がいると時間配分ができなくなりケンカが多発。

ストレスが溜まる負のループになり、深い付き合いの前にフェードアウトし自然消滅させていた。

これに慣れてしまいフェードアウトの技が高度になってきた。

すごく嫌な女に見せないよう穏やかに自然消滅する事に燃えてくるので、なんだか自分でもよく分からなくなってきそうで、詐欺師みたいになるのは嫌なので、いっそ心理学を学ぼうかとしていた。

不本意な「素敵な方がいたら紹介して下さい」

話の流れで、彼氏いないならの会話になってしまう、これを言うと有り難い事に紹介される事になっていた。

なぜか春先に紹介が多く、仕事の締めの時期なだけにヘトヘトになったバットコンディションシーズン。

断りたいが適当な理由も思い浮かばず、「彼氏出来たんです。」と言えばすごくラクなんだろうなと思っていた。

紹介してくれる人達が、思いのほか良い人達でいたたまれない気持ちにもさせられていた。

(本当は紹介を熱望していない)

人間関係、仕事関係にヒビが入らぬよう細心の注意をして、でもこの状況にウンザリしてきていたので、いい加減この気持ちを卒業したいと思うところもあり悶々としていた。

彼氏は過去からやってきた

すごく簡単な話ですが、元カレとバッタリ再会しあまりの懐かしさから食事に行き、同窓会を開催する話となった。

すると週末2時間位だけどよく合うようになった。

始めはお互い恋愛感情がなく何でも言い合えたので良くも悪くも駆け引きなく腹を割って話せた。

ちなみに、お互いまったくタイプではないので、ある意味気楽で楽チンでもあった。

お互い相手がいなかったので相手に求める、老後を見据えた相手とは、とか現実的に親の介護の問題とか考えて相手を選ぶとか言いあっていた。

結果的に本音が見えていたので無駄に気を使わない相手になって、この人と付き合ったら気持ちが楽だろうなと感じていた。

本来はもうちょいトキメキたかったけど

相手を思いやる気持ちが出てきた

不思議と「いい人いるけど、どう?」のお誘いが減り無駄な気遣いをしなくて良くなったのでストレス軽減。

肌の調子がみるみる良くなったのでビックリした。

趣味にも集中できるのでスキルが上がってきた。

一応そこは彼氏も理解してくれているので見守ってくれてる様子。

将来的にビジネスに繋がるかもしれないのでと無理矢理、応援させている。

今すぐ結婚しなくとも将来を見据えた関係なので気持ちも楽しい。

基本、生活に変化はないが変えなくて良いというのが私達のスタンスで親の介護など必要に応じてフォローしようと話しあっている。

現実はそう甘くなく、上手くいかない事も出てくると思うが、相手がいる事で心強い。

お互い元気でいるよう相手を思いやる気持ちが出てきたのが一番の成長だと思います。

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