地域:新潟県
中学生の時からこじらせていました。
私は、幼い頃から引っ込み思案でした。
顔が良い訳ではなく、かといって明るい性格でもありませんでした。
暗くはないけど、自分に自信が無かったのです。
それでも、友達はそれなりにいて、気軽に話せる男友達も何人かはいました。
中学生になり、それなりに異性を意識するようになっていきました。
ですが、好きになる人は男友達の中からではなく、あまり話をしたことがない人を好きになっていました。
自分に自信が無い上に、まだ仲良くない人を好きになったので、そういう人が出来ても、
「どうせ私なんて、眼中にもないだろうなぁ。」と、思っていました。
今でいうと、かなりこじらせていたと思います。
なので、自分から告白なんてもっての他でした。
遠くから好きな人を眺めるのが精一杯で、消極的な性格が原因だったと思います。
友達を羨ましいと思いました。
中学生になると、仲が良かった友達に彼氏が出来て、単純に「羨ましい」と思いました。
部活終わりに一緒に下校したり、休み時間にこっそり落ち合って、使われていない教室で話をしていたり。
仲が良かった友達の顔がキラキラして、恋愛するって楽しそうだな、私もそんな経験してみたいなぁと思いました。
好きな人が出来ても、私の性格はあまり変わらず消極的でしたが、少し頑張って自分から話しかけてみたりしました。
また、当時携帯電話が流行り始めたので、メールアドレスをゲットして、学校の話や、好きなテレビ番組の話をしてみたりもしました。
その人とは付き合えませんでしたが、話したりメールをする時間がとても楽しかったのを覚えています。
自分を少し変えてみた。
中学生時代は、好きな人が出来ても、まだ自分からは告白なんて出来ず、他の女の子に好きな人を取られたこともありました。
寂しかったし、自分の中でもモヤモヤした感情が生まれたのが分かりました。
「ダメだったとしても、言った方がスッキリするんじゃない?」と思うようになりました。
高校生になると、「かっこいい」ではなく、「話していて面白いな、落ち着くなぁ。」と思える人を好きになりました。
挨拶したり、メールしたり、積極的に接することを心がけました。
また、テスト勉強や部活について悩むことがあったので、互いに励まし合っているうちに、
「この人と一緒にいると、精神的に強くなれそう」と思い、思いきって告白をし、お付き合いすることになりました。
懐かしく、甘酸っぱい思い出です。
中学生の時に見ていた友達のように、キラキラはしていなかったかもしれませんが、穏やかなお付き合いができたと思います。
お互いに、友達付き合いも大切にしたいと思っていたので、いつでもベタベタするという付き合い方はしませんでした。
私はまだまだお子ちゃまな部分もありましたが、彼はとても穏やかな、落ち着いた性格で、一緒にいて安心感を感じられました。
たまに、一緒に下校することもありました。
その時は嬉しくて、わざとゆっくり歩いて帰ったものです。
また、携帯電話を自分用に買ってもらえたので、メール、電話もしていました。
毎日ではありませんでしたが、勉強のことで励ましてもらったり、両親に対する悩みも聞いてもらったりしました。