地域:愛知県
女の子らしさゼロ
私は華の高校生時代も驚くほど女の子らしさのカケラもない、化粧っ気もない本当に残念な女子高生でした。
性格は明るい方なので、男友達はたくさんいる、けど恋愛には全く発展しないし、私も恋愛感情を抱くこともありませんでした。
高校時代は空手部に所属しており、部活動に専念する毎日。それはそれで楽しかったのですが、浮いた話もなく高校を卒業しました。
大学に入ってからも女らしさはなかなか開花しません。バイトをしても、友達はできるけど恋には発展しない。
バイト仲間同士で付き合ってる子たちはいるけど、何がどうなったら付き合うという話になるんだろう?
今思えば、私は女の子らしさゼロに加え、恋の話や浮いた話にとっても鈍感な女子でした。
周りにどんどん彼氏ができる、この波に乗り遅れたら終わりだ
大学1年生の秋頃、仲の良いグループ内で立て続けに彼氏ができていく一大ムーブメントがやってきました。
ちなみに、友人たちにとっても初めての彼氏たちです。
みんなバイト先やサークルの先輩など、理想の出会いを果たし、付き合う前の微妙なキュンキュンを存分に楽しみ、満を辞してお付き合いにまで至っていたのです。
『せっかくきているこの波に乗らなければ、次はもうないかもしれない!』となぜか気持ちが急かされました。
友人たちのノロケ話を毎度毎度聞かされるうちに、『彼氏のいる生活ってめっちゃ楽しそうじゃん!』と思った私。
しかも彼氏のできた友人たちは軒並み可愛くなっていく。彼氏ができるってすごいな…私も欲しい!と思い始めた瞬間でした。
まさか、憧れのあの人と話せるなんて!
高校時代から恋愛とは無縁で、私は毎日空手部で練習に勤しんでいました。
大学に入ってからは違うサークルに所属していましたが、久しぶりに空手もやりたいな、と心の隅で思っていました。
するとラッキーなことに、バイト先の先輩が隣の大学で空手部に所属していると知ります。
『女子少ないし、お前も練習来いよ』と誘ってもらい、練習に参加させてもらうことになりました。
そして、当時部長を務めていた彼に出会うことになります。
実はその彼、高校時代からとても有名な選手で、私が高校時代に試合会場に行くと、どの試合でも決勝戦で戦っているほどの実力の持ち主。高校時代から名前を知っている人でした。
思わず初対面にもかかわらず『高校時代から試合見てました!まさかここで会えるなんて感激です!』と興奮の眼差しで話してしまいました。
大学生活にようやく彩りが!
隣の大学に通っていたこともあり、彼とは時間割が合うときは一緒に通学するようになりました。
付き合う前からほぼ毎日メールをしていましたが、メールの返信で一喜一憂したり、毎日ドキドキして楽しかったなぁと思い出します。
付き合ってからは2人で専用の携帯電話を購入してよく通話もしました。
彼は車を持っていたので、これまで行ったことのなかったところやお店に連れて行ってくれたのが学生時代は新しい刺激となって、いつもワクワクしていました。
また付き合った当時はプリクラ全盛期で遊びに行くたびにとっていたので、彼専用のノートまで作成してデートの記録を残していました。
今、見返してみたら当時の私はかなりキラキラしてて可愛かったです。