
富山県
学校に行きたくない悩みと異性に興味がなかった私
私は小さな頃からピアノを習っていて、ピアノが大好きで毎日ピアノの練習に明け暮れていたので、彼氏が欲しいとかデートしたいとか思ったことがありませんでした。
ピアノの話題で盛り上がれる男の子が周りにもいなかったし、音楽高校に進学したかった私を親が反対して進学校に通うことになり、学校に行きたくない悩みも重なり、当時の私は自分のことを考えるのにいっぱいいっぱいで余裕が全くありませんでした。
ピアノと勉強に時間を使っていたので、友達と遊ぶ時間もなかったのですが、ピアノを弾いていることに満足していましたので遊びたいという欲求も全くありませんでした。
ピアノがあれば何もいらないと思っていました。
私の存在って何なんだろうと疑問がわいた時期
ピアノと私は小さい頃から常に一緒で、それなりに周りから認められていました。
学校での友達よりピアノで知り合った遠くの友達が多く、学校では、1人ぼっちではなかったものの心を許せる友達が出来ずにいました。
ふとした時に、学校の友達はみな彼氏の話や放課後何して遊ぶかすごく盛り上がってるのに、私はその話題に全くついていけない、私ってもしピアノを習ってなかったらピアノを通して仲良くなった友達もいなかっただろうし、周りからも認めてもらえてなかったのかもしれないと悩み始めました。
音楽学校に行っていればこんなことにならなかった、常に私とピアノは一緒に過ごせているのだからと思い、今はピアノ以外に何か私を支えてくれるものが欲しい、せめて彼氏を作ってみんなの話題に入りたいと思いました。
中学の同級生との再会
偶然、中学校で仲の良かった男友達と本屋さんで会い、久しぶりに中学校時代の仲良しグループで遊びに行く約束をしました。
その中には中学校の時に告白されて一度断った男の子もいました。私は深く考えずにその遊びに行く日を迎えたのですが、その男の子がめちゃくちゃかっこよくなっていてビックリしたのを覚えています。
ピアノのことも一瞬で忘れて、絶対に付き合いたいって一目惚れしました。
遊んでいる時もすごく優しくて、当時の悩んでいた私のマイナスな気持ちが一気に晴れました。私は、この人と付き合えたら自分も変われる。と確信しました。
偶然あの時、本屋に寄って、男友達が遊びに誘ってくれたことによって彼に出会うことができました。
その後、彼から告白されて付き合うことになりました。
彼のおかげで変わった気持ちと生活
私はピアノがなければ私として認めてもらえない、というマイナス感情から抜けだせました。
彼がピアノも何もない、私自身を好きになってくれたことで私が私の存在を確認できた様な気がします。
その頃、学校にあまり行けなくなっていた私ですが、学校を休んで遊びに行くことは親が許してくれませんでしたので、彼に会うために頑張って学校に行くようになりました。
彼からプレゼントしてもらったモノをきっかけに学校の友人が話しかけてくれて、彼氏の話題にも参加出来るようになりました。
ピアノの練習も、恋愛したことによって色々な感情を知りましたし、誰かのために弾きたいと初めて思えたことによって、演奏も変わってきた気がします。

