彼氏より自分の夢を最優先してしまった結果・・。

ぴよたん 年代:20代
地域:奈良
目次

とにかく彼氏を作るより自分の夢を叶えることに必死になっていました

平日は普通の4年制大学に通いながら、土日は舞台演劇の劇団に通い、演技指導を受けていました。

さらにその演技指導の学費を払うためにアルバイトもいくつか掛け持ちしていた為、彼氏を作るということにまで頭が回りませんでした。

気になる人ができた時もありましたが、付き合えたとしてもデートをする時間もありません。

付き合えたらまだいいですが、もし告白なんかして振られでもしたら、実際は交際に割く時間なんて無いのに全くの振られ損だと考えていました。

それに毎日が充実していて楽しく、その好きな人ですら私の頭の中に占める割合は2パーセントぐらいのものでした。

彼氏なんかいなくても私には夢がある、もし一生1人でも、自分の人生は色どり豊かで楽しいものになると信じていました。

男の子と並んで幸せそうに笑っている女の子

自分の才能を冷静に見極めた結果、将来は普通に就職することを決意し、劇団に通うことを辞めました。

その分学費を払う必要もなくなったので、アルバイトも1つだけ残して他は辞めてしまいました。
大学と、アルバイト1つだけの生活になったのです。

するととんでもなく時間ができたのはもちろん、今まで心の支えになっていたものがなくなり、胸にもぽっかりと穴が空いたようでした。

ふと周りを見渡すと、男の子と並んで幸せそうに笑っている同世代の女の子がとても多いことに気が付きました。

もしかして、大事な若い時期を棒に振ってしまっていたのかもしれないと思い始めました。

普通に就職するなら、普通に恋愛もしたい、普通の幸せを手に入れたい、と思う気持ちがどんどん強くなっていきました。

積極的にアプローチ

彼氏が欲しいとは思いつつ、これといった行動は特に起こせないまま時間が過ぎていきました。

そんなある日、アルバイト先に新しく正社員の男性が入社してきました。

その時は別に何とも思っていなかったのですが、一緒に仕事をしたり休憩時間に話をしたりしているうちに仲良くなり、いつの間にか私は彼のことが好きになっていました。

それからは積極的にアプローチをかけました。

こちらからよく話しかけたり、視線を送ってみたり、極めつけにはバレンタインデーに手作りチョコを渡しました。

その中には自分のメールアドレスを入れており、明らかに本命チョコであることがわかるようになっていました。

後日彼からお礼のメールが届き、お礼に食事を奢ってもらいました。

その後もメールのやり取りやプライベートで遊びに行くことを半年ほど続け、クリスマスに彼から交際を申し込まれました。

自分を磨き幸せを手に入れた

胸にぽっかりと空いていた穴が幸せで満たされていくのが自分でも目に見えるようにわかりました。

それまで無頓着だった服や化粧品を選ぶことがとても楽しくなりました。

無意識のうちに必ず彼の顔を頭に思い浮かべ、こっちの方が好きかな?ほめてくれるかな?等と考えながら買い物をしていました。

美容にも気を配るようになりました。

彼にもっと愛されてもっと幸せになりたいと、髪のお手入れ、肌のケア、ダイエット、できることは全てやりました。

その結果友達からも、綺麗になっただとか、劇団に通っていたころよりもイキイキとしているなどと言ってもらえました。

結局、彼とは2年ほど交際した後にお別れすることになってしまいましたが、恋人がいることの楽しさや幸せを教えてもらえた貴重な経験だったと思っています。

連絡はとっていませんが、元気にしていればいいなと思いますし、今でも当時のことは良い思い出です。

あわせて読みたい
ひたすら夢を追っていたら、一目惚れの運命の人と出会う! 【夢に夢中で意識が恋愛感情に行き着かない】 その当時は特別誰かと一緒に遊んだり出かけたり、男の人として意識して仲良くなって良い感じになることよりもずっとずっと...

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次