地域:埼玉県
仕事ばかりで出会いがない。
新卒で就職直前に彼氏と別れ、新しい職場に行けばまた新たな出会いがあってそこから縁あって誰かとお付き合いする、そんなことを考えていました。
ところが現実はそんなに甘くありませんでした。
職場では相手にされず、仕事を覚えるだけで精一杯。
いいなと思う人は妻子持ち。
転勤が多い職場の為、交友関係で紹介してもらうのも無理な状況でした。
休日は仕事の疲れで自宅で過ごすことが多く出会うきっかけさえ作れていませんでした。
自分自身ぽっちゃり体型で可愛いわけでもなく、魅力的な所もなかった為周りに相手にされていなかったと思います。
彼氏が欲しい気持ちはありましたが、その為に努力しようという気持ちまではありませんでした。
一人は寂しい。
毎日仕事に追われて疲れきっている中で、初めての独り暮らしで周りに友達がいない状況がとても辛かったです。
こんな時に彼氏がいれば癒されるんだろうなとか、彼氏が待っててくれるなら仕事頑張れるんだろうなと思っていました。
彼氏がいればお互いの悩みも相談し合ってお互いに支え合えるのにとも思っていました。
また、私は会社には申し訳ないですが、就職して3年でできれば寿退社すると心の中で目標を決めていました。
どんどん月日が過ぎていくことでこのままずっと彼氏ができないんじゃないかと恐怖を感じていました。
友達はみんな彼氏がいて、いつも楽しそうな話をしていたので羨ましいという気持ちも強かったのだと思います。
70歳の居酒屋のママ。
働き始めてしばらくしてから近所の個人経営の居酒屋に行くようになりました。
70歳のおばあちゃんママが一人で切り盛りしているお店です。
そこで私はママに誰かいい人いませんか、紹介して下さいよと声を掛けていました。
旅行で撮った修正てんこ盛りの返信写真を渡して宣伝して下さいとお願いしました。
一年程通い続けた頃、ママからいい人がいるわよと紹介を受けました。
私の返信写真を見て会ってみたいと言ってくれた人。
とっても爽やかな人と聞きました。
実際は髭がすごくて爽やかとはかけ離れていましたが、私の写真も別人のようなのでおあいこでした。
ママがお互いにお互いのことを誉めちぎってくれていたので、お互いスムーズに関係作りをすることができました。
生活が一変。
彼氏ができて一番変わったことは心に余裕ができたことです。
仕事でも嫌なことがあったとしても話を聞いてくれる人がいる、支えてくれる人がいると思うと頑張ることができました。
お互いの家が近かった為、ご飯を一緒に食べるようになりました。
今までは毎日同じメニューを食べていましたが、今日は何作ろうかなと楽しみながら料理を作ることができるようになりました。
家事も一人だけだと何もしていませんでしたが、こまめに掃除をしたり、生活にメリハリが生まれました。
休みの日には一歩も外に出ていなかったのに、休みの度に出掛けるようになり、毎日が充実していました。
彼と出会えたおかげで、目標であった3年で寿退社を結婚して達成することができました。