地域:福岡県
需要と供給のすれ違い
それまで恋愛経験もほぼなかったため、男性との距離の取り方がいまいちつかめていませんでした。
自分に好きな人がいたときは、アピールしなきゃと思い、ついガツガツいきすぎて引かれてしまうことがありました。
その逆に、自分の好みではない人にはグイグイ言い寄られ、それに戸惑ってこちらが逃げるような形になってしまうこともありました。
今になって思えばもう少しその人とじっくり話していれば、実はそんなに怖くなくて、もしかしたら彼氏になっていたかもしれないなとは思います。
理想としては自分の好きな人が自分を同じくらい好きになってくれる、バランスのいい状態での恋愛ですが、実際はそううまくいかないことの方が多いです。
そのあたりの需要と供給のバランスがうまくいってなかったことが彼氏がいなかった理由だと思います。
結婚を見据えて
30歳を過ぎて、周りの友達が結婚・出産する姿をたくさん見るようになり、自分も将来のことも考えるときなのかな、と真剣に思い始めたのがきっかけです。
それまでは結婚というよりは友達の延長線上の付き合いとしての彼氏、という位置づけでした。
ただ楽しい時を共有する人、というもので、その先の一緒に生活するとかは全く考えていませんでした。
しかし、結婚を意識し始めてから、そういった考え方では相手も自分のことを真剣に考えてくれないだろうなと思い、結婚を意識できるような彼氏が欲しいと考えるようになりました。
そのため、意識している男性と話すときはその会話を楽しみながらも、将来をこの人と歩むとしたら、というシミュレーションも頭の隅でしながら接していました。
婚活アプリ
それまでいろんな方法を試してきました。
いわゆる大人数での街コン、一対一のお見合いパーティに行きましたが、どうしても初対面同士ということでなかなか会話が弾まず、あまり突っ込んだ話もできず終了ということがほとんどでした。
他にも友人の紹介などでも数回デートをしましたが、あまり相手が乗り気でないことが雰囲気でかなり伝わってきたのでそのままこちらがフェードアウトしました。
結局は婚活アプリで彼氏を作ることができました。
ある程度お互いの詳しいプロフィールがわかっており、そのうえでメッセージを何度もやりとりした後で会ったので、あまり初対面ということも感じませんでした。
自然と仲良くなっていることも実感できました。
生活に張りが出る
彼氏ができる前は何も感じなかったことが、
「この景色を見たら彼氏はどう思うだろう」「おもしろい出来事があったから早く彼氏に話したい」など、
相手があることで感じることができる感動だったり出来事ひとつひとつが大きいものに思えてきたことが変わったところだなと思います。
そのため張り切って仕事をするようになったり、料理を頑張ったり、努力することが楽しいと思うようになりました。
また、休日が合うときは出かけたり互いの部屋に行ったりと共有する時間が増えることがとても嬉しいと感じるようになりました。
ときどき疲れることもありますが、次会うためにちょっと頑張ろうと思うようになったことも成長できているのかなと思います。