地域:青森県
新社会人は仕事を覚える事で毎日が終わっていました
当時まだ20代前半の頃、仕事は医療系で女だらけの職場で働いていました。
まだ新社会人になって時間もたっていなかったのもあり、仕事を覚える事に必死になりプライベートを削って早く一人前になりたい気持ちで毎日を過ごしていました。
女だけの職場だとそれなりに女のめんどくさい上下関係や先輩をおだてて機嫌を損ねないで仕事がスムーズに進むように配慮するなどのメインの仕事とは関係ない事まで気を遣い日々の生活に疲れ切っていました。
自分の友達が仕事後に遊びに行っていた時期に自分は仕事と仕事後に職場の先輩の愚痴話を聞くためだけに時間をとられて恋愛に目を向ける暇なんて一切ありませんでした。
仕事だけの毎日で良いのか疑問を抱き始めました
仕事にも慣れて1年が経とうとしていた頃、自分が必死に仕事を覚えようとする姿勢と先輩たちをフォローしてきたのを上司は評価してくれました。
頑張った甲斐があり雑用仕事などがなくなり自分に集中できるように日々変わっていきました。
自分にも後輩ができ仕事を教える中で後輩たちの中でそれなりに自分を慕ってくれる子達ができました。
そんなある日、後輩の子達に食事に誘われ仕事とは関係なく楽しい時間を過ごしていました。
話の流れから仕事が大変なのにいつ彼氏と会うんですか?
と聞かれて彼氏がいない事を教えると、辛い時、楽しい時を共有できる相手がいると毎日が楽しくなりますよと言われました。
言われてみたらこの1年仕事に必死になりすぎて恋愛に目を向けていなかった自分に気付きました。
この時から少し仕事人間から離れて彼氏という存在を意識するようになってきました。
探すと見つからないけど諦めかけた頃に出会いがありました
後輩たちの食事会後から少しずつ彼氏という存在を意識し始めて、フッと思ったのは自分の仲の良い友達は彼氏がいるのか?という疑問を持ちました。
仕事に必死すぎて友達と会う機会も減っていたのもあり久々に友達に連絡をしてみんなで集まる機会を作りました。
実際会って話の流れから彼氏がいるのか聞いてみると仲の良い友達は元々彼氏がいた子もいますが仕事場で出会いを見つけたり、友達の紹介などで彼氏がほぼみんなできていました。
自分だけが何となく置いてけぼりを食らった気持ちになり虚しさが出てきました。
それを気にかけた友達は自分の知り合いや彼氏の友達などを紹介してくれ何度か色々な人と会う時間を作ってくれました。
なかなか自分に合うような人が見つからなく、焦りすぎても駄目だし時間をあけて冷静になろうと自分の気持ちが冷めかけた頃に自分の趣味で行っていたスポーツジムで昔の男友達に数年ぶりに会う事がありました。
久々に会った事もあり一緒に飲みに行こうという話になり男友達と一緒にスポーツジムに来ていた友人も一緒に飲みに行くことになりました。
その男友達の友人は初対面で少し緊張もありましたが、お酒が入るにつれて自分と似た趣味を持っていて気が合う事もあり連絡先を交換しました。
連絡を頻繁にとるにようなり2人で遊ぶ事も増え友人から彼氏へと変わっていきました。
辛くても1人じゃないと思えるようになりました
彼氏ができても仕事は変わらず忙しくバタバタしている時期もありました。
そんな時は少なからずイライラしたりもしましたが、社会人として表にそれを出すこともできずストレスはどんどん溜まっていきました。
彼氏ができる前までは1人でどうにかストレスを発散しようと休みの日には趣味に没頭したり1人で出かけていました。
彼氏ができても自分のストレス発散に付き合わせるのは申し訳ない気持ちもあり仕事の愚痴などは言わずに自分の胸にとどめていました。
そんなある日、彼は私のストレスや仕事の大変さに気付いていました。
気付いていた彼は自分一人で抱え込まずに話してくれていいんだと教えてくれました。
その代わり自分が辛い時には支えて欲しいと笑って言ってくれ、その言葉に甘えられる場所と自分を必要としてくれている人を見つけた気がして涙したのを覚えています。
彼氏は楽しい事も辛い事も一緒に受け止めてくれる大事な存在なんだと気付きました。