地域:青森県
とにかく時間がなく仕事ばかりの日々
高校を卒業してから20歳くらいのころまで、朝早くから夜遅くまで仕事ばかりしていました。
仕事の持ち帰りも多かったので、帰宅してからも仕事漬けでしたし、ほぼ全ての休日で休日出勤していました。
プライベートが0に等しかったと思います。
どこかに遊びに出かけた記憶が全くありません。
当然ながら、飲み会なども全部断らなくては仕事が追いつかないような有様だったので、出会いも全くなく、とても彼氏ができるような状況ではありませんでした。
お客様で声をかけて来る人はおられましたが、とても年齢が離れている人だったり、お付き合いしたいと思えないような人だったり、というような状況が2年近く続いていました。
彼氏ができなかったのは時間がなかったのが最も大きな原因だったと思います。
ときどき無性に寂しくて、彼氏が欲しいと思うように
仕事ばかりの生活には、多少の充実感がありました。
しかし、疲れても、辛くても、愚痴をこぼしたり甘えたりする相手がいないのは、寂しかったものです。
当時は家族と同居していたものの、そういう仕事に対する愚痴を言えるような家庭環境ではなかったため、ときどき無性に寂しくなりました。
そこで「彼氏でもいたら、もっと気が楽になって、寂しさも減って、甘えたいときには甘えることができるのではないだろうか」と思うことがありました。
もちろん彼氏ができたからといって、寂しさの全てが消えるとは思っていませんでした。
しかし仕事が忙しすぎて精神的にとても疲れていたのもあり、寂しさを感じる日々がどんどん増えていったものです。
友達を通じて知り合った男性と、やがて付き合うように
そんな中で、友達を通じて知り合った男性がいました。
彼は明るく、前向きで、気が利く男性でした。
最初は全く、異性としては気にしておらず「とてもいい人だな」と思いました。
気にしていなかった理由は、知り合うきっかけになった友達のことを彼が好きだったからです。
とてもオープンに好意を表していたため、恋愛の対象としてはみていませんでした。
しかし友達として何年か過ごしたあとに、彼から、好意を伝えられ、付き合って欲しいといわれました。
正直に言ってかなり迷いましたが、彼が全く諦めたり折れたりしなかったので、「では付き合ってみましょうか」ということになり、お付き合いをするようになりました。
彼氏が出来て生活に変化が
彼氏が出来たことによって、やはり生活に変化が生まれました。
それまでは仕事中心で生活をしていたのですが、夜に電話をしたり、休みの日に少しだけ遠出をしたりするようになりました。
いうまでもなく、仕事中心の日々よりは、ずっと楽しく感じられました。
なにより、気持ちが弱ったときにそばにいてくれる人がいるというのは大きかったものです。
根本的に私は「寂しいと感じることが多い」タイプのようで、彼氏ができたから寂しさが消えた、というようなことはありませんでした。
しかし、それでも、気持ちがかなり楽になったのは事実だと思います。
彼氏がいればいい、とは思いませんが、理解してくれる彼氏がいるのは素晴らしいことだと思っています。