地域:東京
出会いを探すのは大変
彼氏ができなかったのは当時働いていた職場は事務職だったためフロアには女性が多く、男性社員がいても皆さん既婚者がほとんどで、単純に出会いがないのが原因でした。
好きな趣味や習い事も、ハンドメイドや着付けといった女性が好むものばかりだったので、そういった場での出会いもなく、なかなか彼氏ができる環境に居なかったのです。
また友人の紹介などで飲んだりして見ても、どうにも草食系の男性が多く、積極的に会話を楽しむ気力や話題に欠け、彼氏を作る以前に好きな人を作ることも困難に感じていました。
素敵だなと思った人は大抵結婚してお子さんもいるので、やはり男性的な自信に溢れた方は早く結婚されているし、残念だけれどそういうものなのだなと感じていました。
周囲の変化に焦りだす
20代も後半になってくると、周りの友人も彼氏がいて結婚していく人も増えていきます。
週末に遊びの予定を入れたくても、物理的に無理になってしまうことが多くなり、寂しさを感じ始めていました。
また一人暮らしをしていたので、大好きな料理をせっかくたくさん作っても、一緒に共有して「おいしいね」と食べてくれる人がいないことに、寂しさやむなしさを感じてしまっていました。
休みの日に行きたいレジャースポットも、カップル向けのロマンチックな場所が多く、なかなか女性同士で行くのも恥ずかしいなという気持ちもあり、せっかくなら大切な彼氏と行きたいなと思いながら過ごしていました。
友人の彼氏と一緒にご飯をしていると、幸せそうな姿に微笑ましさと共に、羨ましさも感じるのが正直な気持ちだったと思います。
友人関係から自然に発展
元々、友人を介しての薄い知り合いくらいだった男性が居て、ある時偶然再会することがあり、その時にとても会話が弾み共通点がたくさん見つかったことがきっかけになりました。
年齢が一緒だったことや、たまたま同じ大学の出身だったこと、また家も近くだったことから、時間を忘れて会話が盛り上がったことを覚えています。
その時はそこでさよならしたのですが、後日友人経由で連絡が来て、大学の飲み会があるから参加して見ないか、とのお誘いをもらいました。
結局そこから連絡を取るようになり、しばらくは友人としてのお付き合いでしたが、ある日改まって彼から交際の申し込みがあり、晴れて恋人としてお付き合いをすることになりました。
肩の荷がおりる
彼氏が出来て、一番に感じたのはより自然体な自分でいられるようになった、ということです。
それまでは何でも一人で物事を考え、決断をしていて、責任感やプレッシャーを常に感じながら生活していました。
でも、彼に悩み事を相談できるようになり、客観的な視点からアドバイスをもらったりできることで、肩の荷がふっと軽くなりました。
ずっと行きたいと思っていたスポットにも連れていってもらったり、いつもは一人で行っていた映画やカフェなども、彼と行くと景色が違って見えるので、やはり楽しいなと思いました。
付き合っていくといい面もあれば悪い面も見えてきますが、全てが人生の勉強だなと捉えられるようになり、視野が大きく広がったと思います。