地域:兵庫県
勇気のない私
告白する勇気のない私です。
振られるのが怖くて、今まで一度も告白をしたことがありませんでした。
中学の頃も、高校の頃も怖くて告白できず、ただ見ているだけ。
誰かから告白されることもなく時間だけが流れていきました。
大学に入っても、その状況が変わるわけはありません。
自分が変わらないといけない…とは思っていましたが、きっかけもなく勇気は出ません。
自分に自信が持てず、いつも人を羨んでばかりです。
友人に彼氏ができれば「いいな」とは思いますが、自分で何か行動に移せません。
積極的でもなく、出会いがある場に行くわけでもなく、運命の出会いのようなものをずっと待っているだけでした。
しかしそんなことをしていても運命的な出会いがあるはずがありません。
友人の彼
大学になると、どこもかしこもカップルだらけです。
羨ましいどころではありませんでした。
私は一生このまま誰ともお付き合いすることなく、過ごすのかな…と悲観的になるときもありました。
クリスマスになっても一人でせっせとバイトの日々です。誕生日も家族から祝ってもらい、嬉しいですが、何か寂しさがありました。
そんな時、唯一彼がいなかった親友にもついに彼ができました。
ショックでした。寂しいというより、悲しかったです。
世の中で一人になった気がしました。
それを期に、本気でどうにかしないといけないと思うようになりました。
親友の彼を見て、もやもやする日々。
私は世の中でたった一人だと思う日々。
焦って、誰でもいいかも…と思うようになりました。
やっぱり合コン
もうこうなったら、今まで敬遠していた合コンに行こうと思いました。
それまでは合コンには絶対行きたくない派でした。
合コンに行ってまで、彼を作りたくないというのが私の考えでした。
しかしいつまで待っても運命の出会いがあるわけでもなく、白馬の王子様が迎えに来るはずがありません。
「やっぱり合コンに行くしかない」と思うようになりました。
友だちに頼んで、そして友達の主催する合コンに誘ってもらいました。
初めての合コン参加に緊張しました。何をどうすればいいのか…まったく分かりませんでした。
しかし行ってみると意外に楽しく、話が合う人がいました。
すぐに連作先を交換し、次に会う約束をその日にしました。
毎日が楽しい
合コンで約束した二人だけで会う日まで、毎日どんな服装で行こうか、どんな会話をしようか楽しくてしょうがありませんでした。
ドキドキして、毎日がハッピーでした。
そして約束した日、二人でご飯を食べに行きました。
そして次に会う約束をしました。
それまではパンツ姿が多かったのですが、スカートをはくことが増え、美容院に行く回数も増えました。
お化粧もそれまでよりも勉強したり、気持ちも前向きに明るくなったと思います。
何よりも毎日がとても楽しくなりました。
彼とは初めてのデートから3週間後に告白されて、付き合うことになりました。
初めての告白に飛び上がるくらい嬉しかったです。
もっと彼の好きなタイプの女性になろうと努力して、一生懸命な時を過ごしました。