地域:大阪府
大学生活も恋愛も同時に終了
私が彼氏がいなかったのは、ちょうど大学を卒業した頃でした。
その頃の私は2年間付き合った彼氏と別れたばかりでした。
相手はサークルが一緒の同学年の男の子。
出身地が近いこともあってかサークルに入ってすぐから親しくなり、1年半、仲の良い友達の期間を経て、付き合い始めました。
友達の延長線上で付き合い始めたので、関係は割と上手くいっていたのですが、実は彼はとても束縛するタイプだったのです。
私はそれが息苦しくなっていたのですが、腐れ縁的にずるずると卒業まで関係は続いていました。
お互い就職が決まると、彼は私との結婚まで考えていることを伝えてきたのですが、これ以上束縛されたくないと思い、私から別れを切り出しました。
なので私は大学卒業と同時に彼氏ともお別れして、彼氏がいない状態でした。
支えて、励ましてほしい
4月から新社会人になって新しい環境での生活が始まると、やはり彼氏が欲しくなりました。
同じ会社に入った同期や、職場の先輩が彼氏の話をしていると羨ましく感じていたのです。
しかも同期の女子社員のうちで彼氏がいないのは私一人だけ。
他の同期が休みの日に彼氏とデートした話などをしていても、私はニコニコして聞いているだけ。
私だってこの話題に入りたいのに!とうずうずしながら聞いていました。
また仕事の内容がなかなか大変で、慣れない土地、慣れない仕事が辛くて、泣きながら帰宅するような毎日を過ごしていたので、そんな時に彼氏がいたら支えてくれて励ましてくれるんだろうなぁ、と思い、彼氏が欲しくなってきたのでした。
お相手は意外と身近に…
彼氏が欲しくなった私は男性との出会いの機会が意外と多い環境にいました。
職場は男女の人数は半々の構成、さらに営業の仕事をしていたのですが、扱っている商材が工場向けのものだったため、取引先にいるのはほとんど男性。
さらに取引先へ訪問をすれば、同業他社の男性営業とも顔を合わせることもありました。
でもその中にピンと来る人はいない。
私の好みに合わないチャラ男かおっさんばかり。
そんな時、意外と身近なところに彼氏の候補はいたのです。
それは同期の中に。
同期で別の部署に配属された1人が私の彼氏になったのです。
新入社員研修をしている頃から同期の中でも特に親しくしていた男性でした。
配属先が別々になり、勤務地も離れてしまったけれど連絡は取りあっており、結局彼と付き合うことになりました。
境遇が似ているから話せることもある
私が彼氏が欲しい理由の一つだった、仕事で辛いときに支えて励ましてくれることも、彼はもちろんしてくれました。
業務内容は違うけれど、同じ会社、同じく新入社員ということもあって、お互いに仕事の愚痴や悩みなどをたくさん話して聞いてもらうことができました。
彼の業務内容の話が私の仕事のヒントになることも多く、それを私は仕事に活かすことができました。
また他の同期や会社の人たちに付き合っていることは秘密にしていたので、2人で会っているのを見られないように、お互いが住んでいる所の中間地点や会社の人が行かないような場所などで、こっそりとバレないようにデートするのは、まるでお忍び芸能人のようで楽しかったです。