地域:大阪府
男性恐怖症に近かった為彼氏ができなかった過去の私
私は小さい頃からいじめられっ子でした。
物ごころついた時には同じマンションに住む年下の女子から虐められ、小学生に上がって4年生の時には、男女関係なくクラスで浮いた存在になっていました。
一つ年上の姉に泣きついたら、姉はやんちゃな人だったので、掃除用の放棄を持ちだして「誰や!私の妹を虐めたのは!」とクラスまで怒鳴りこみに来てくれました。
30代に入るまでに何度か片思いもしましたが、幼いころから苛められた経験によって対人恐怖症というか、
男性恐怖症に近い状態にあって、とてもではないですが、自分から男性に近寄って告白するなんて勇気は一度も持てませんでした。
加齢と共に焦る気持ちはありましたが、もう仕方ないかなと言う諦めに似た気持ちがありました。
加齢と共に将来一人ぼっちで生きて行くのが恐くなり彼氏が欲しくなりました
10代20代の頃は「いつか私にも彼氏が出来るだろう」「そしてきっと結婚して子供に恵まれて普通の人生を送るだろう」
と思った時期もありましたし、漠然といつか現れる少女コミックの様な白馬の王子様を夢見ていたりもしました。
でも、20代も後半になってくると、周囲には「その年齢で一度も彼氏が居た経験がないのは異常だよ」と言われてからかわれたり、
両親からも「貴方、良い人はいないの?」と心配されるようになりました。
それと同時に、周囲の女友達はどんどん結婚していって、まるで自分一人おいてけぼりになった気分になり、
将来このまま40代、50代、60代と一人ぼっちで、子供もいなくて、いつか順番にいって両親が他界した時の事を想像すると恐くなり、
彼氏が欲しいと思うようになりました。
会社の同僚に紹介してもらいました
紹介してもらった…というのは正しい言い方ではないかもしれません。
最初は、「俺の友達で、真面目な奴なんだけれど最近失恋して傷心な奴が居るから、
これから飲みに行くんだけど、良かったらたこちゃんも一緒に来ない?」と同僚から誘われたのがきっかけでした。
30年間彼氏の居た経験の無い私が人様の恋愛に口出しなんて…とも思いましたが、
調度退社する時間で、一人暮らしだったから家に帰って一人で食事作ったり飲みに行ったりするよりは「面白そう」という純粋な興味でした。
それに少しだけ同情する気持ちもあって、私が一緒に飲みに行く事で、
その失恋した男性が少しでも笑顔になったらいいなっていう、楽しく3人で食事してお酒楽しめたらいいなって気持ちで行きました。
そこで、まさか将来の伴侶となる男性との出会いをするとは、夢にも思っていませんでした。
彼氏が出来て世界の色が彩度を増し前向きな気持ちになれた私
彼氏と出会ったのは彼氏が失恋して、会社の同僚から「一緒に慰めてあげてよ」という飲みの席に誘われたのがきっかけでしたが、
その場で意気投合して、最初は何度か多人数でホタル観賞に出かけたり、
ドライブに行ったりして遊ぶ間柄でした。でも、本当に自然に、お互いにどちらが付き合おうと言った訳でも無く、2人で出かけるようになったのです。
そして私達は恋に落ちました。
30年間彼氏の居なかった私の世界は、山に行っても海に行っても、都会のど真ん中でも、何を見ても色が彩度を増して見えるようになりました。
そして「もう一人ぼっちじゃないんだ」という安心感と、心を許して家族以上に何でも話し合える相手が居ると言う安定感が、
私に前向きな気持ちを持たせてくれました。
お洒落もするようになりましたし、色んな事に彼氏と一緒にチャレンジするようになりました。