佐賀県
彼氏候補が父を怖がって彼氏ができなかった!
私は当時実家に住んでいました。
家は堅苦しいくらいに厳しい家で、20代になっても門限がありました。
父がすごく厳しい人で、そのような門限を約束されていたのです。
そんな理由から私は自由が利かなかったし、さらにいうと父に会った男性がみんな私から逃げて行きました。
もう少しで恋人になれそうと思った男性も、父に会うと目の色を変えて逃げていきました。
そう父がすごく怖い人で、男性はみな一様に父を怖がって、私の彼氏になってくれようとしなかったのです。
このような理由から可哀想なことに私は彼氏ができませんでした。
自分でも何度父を恨めしく思ったか分かりません。
彼氏がいなかった理由はこのように実家のルールが厳しく、厳格な父が怖かったからです。
父と母の仲睦まじさを見て!
そんな私ですが、彼氏が欲しくてたまらなくなりました。
その原因は父と母の仲睦まじさにあったのです。
父と母は比較的若い頃にお見合い結婚しました。
お見合い結婚なのに、本当に仲がよくて、何歳になっても父の隣にはぴたりと母がくっついているのです。
お出かけも二人一緒だし、食事も父が遅いと母は待っているし、たまに母が父にべったりくっついて甘えたりもしていました。
そんな仲睦まじさを見せつけられたら、「私だって彼氏がほしい」とどうしても思ってしまったのです。
皮肉なことに父が原因で彼氏ができないのに、父のおかげで彼氏が欲しくなるのです。
この気持ちがどうしても消えなくて、彼氏を作りにはどうしたらいいのかということを考え始めました。
家を出ることを決心した!
私は彼氏ができないこの生活を本気で嘆いたのです。
絶対に彼氏が欲しいと思い、自ら家を出ることを決意しました。
父も母もすごく心配して、私が家を出ることを止めようとしました。
でも私は引きとめる手を引き剥がしてでも、一人暮らしをすることにしたのです。
県外に出て一人暮らしをする理由は「やりたいことがあるから」と父と母を誤魔化したのですが、実際は彼氏を作るためです。
実家を出たら父の厳しいルールから逃れられます。
それに彼氏に父を紹介することも引き延ばすことができるので、これで彼氏ができると確信したのです。
そうやって実家から離れて一人になった後は、次々と彼氏を作るために異性との交遊関係を広げました。
こうしてやっとのことで彼氏が見つけられました。
今の生活に大満足!
彼氏ができてからの生活に私は大満足しています。
今は一人暮らしをしたおかげで、彼氏に父を紹介することなく、付き合えています。
彼氏には父が厳しいとは言っていますが、怖がらすようなことは一言も言っていません。
だってそうしたらまた彼氏に振られてしまう可能性がありますからね。
でも今の彼氏は本当に誠実な人だし、父が心配するような人ではまったくありません。
ただそれまでになるべく彼が私にきちんと執着してくれるように頑張っています。
彼氏ができてからの私は本当に毎日がバラ色生活です。
今は彼氏にお弁当を作ってあげることが一番の幸せだと感じます。