地域:埼玉県
女子高・女子大への進学で男性と知り合えずにいた大学時代
当時、私は大学2年生でした。
それまでに一度も彼氏がいたことがありませんでした。
彼氏がいなかった理由は、圧倒的に男性とかかわる時間が少なかったからだと思います。
まず、高校が女子高でした。それから大学も、女子大を選びました。
毎日挨拶を交わしたり世間話をする男性は、大学の守衛の50代ぐらいのおじさんや教授だけでした。
アルバイトも、大学生活に慣れるまでは、親からバイト禁止令が出されていたので、大学1年時はしませんでした。
友人は、他大学のインカレに行って彼氏を作っていましたが、私はあまりそういう派手な集まりが苦手でしたので、大学の部活に入って活動をしていました。
日常生活の中で、あまり男の人がいない生活をしていたため、気軽と言えば、気軽に生活をすることが出来ました。
大学の友人たちに次々と彼氏ができていく一方私は・・・
友人たちが、他の大学の彼氏を作り始めたことです。
恋愛に積極的な子は、他大の集まりに臆せずに出て行ってました。
そのため、声をかけられる機会が多かったようで、彼氏ができていました。
また、アルバイトを始めた友人も、バイト先で彼氏を作っていました。
一方私には、そのような出会いが無かったので、その子たちと比べると悲しい気持ちにもなりました。
出会えるような場所に行っていないので、彼氏が出来ないのは当たり前の事なのですが、ただその時はとても悲しい気持ちになりました。
大学に入れば、かっこいい彼氏ができて、毎日楽しい生活が始まると思っていました。
しかし、なかなか自分にそれが訪れないので辛かったです。焦りの感情も少しありました。
バイトを始めたら彼氏が出来るました
大学2年生になり、大学生活にも慣れてきたのでアルバイトをすることにしました。
土日労働で、時給が良いアルバイトが携帯のキャンペーンの派遣だったので、それで働くことにしました。
この派遣は週末限定で、派遣社員でチームを作って携帯売り場を盛り上げるという内容でした。
お客さんに対して商品の説明から、マイクでのにぎやかしなどを行うのですが、これが非常に大変です。
複雑な料金について、お客さんに説明したり、声を張り上げてその場を盛り上げていたので、仕事が終わるとへとへとでした。
ある日、その派遣でミスをしてしまい落ち込んでいると、同じキャンペーンで働いている男性がそばにいてくれて、静かに励ましてくれました。
その男性は、私よりも2歳年上の大学生でした。
そこからよく話すようになり、彼から告白を受けました。
私も彼のことをよく思っていたので、とても嬉しくなって付き合いました。
毎日がものすごく楽しくなりました。
恋愛がこんなに楽しいなんて思いませんでした。彼氏ができてから、それがわかったので驚きました。
それまで彼氏ができて浮かれている友人を、どこか冷ややかな目線で見ていたのですが、こんなに楽しいなら浮かれるのも当然だと思いました。
服装も、それまでは落ち着いた色の服を好んで着ていたのですが、彼氏が可愛いと言ってくれたガーリーな服を選ぶようになりました。
自分の考えの軸の中に、他者が入ってくるのが、心地よかったです。
大学が無い日は、よくデートをしていました。
家の中にいるのが好きな自分が、外出して彼氏に会うことをこんなに楽しく感じるとは、思いませんでした。
毎日、わくわくドキドキをしながらの日々に変わりました。
今でも学生時代の大切な思い出の一つです。