地域:岡山県
ザ★非モテ女子の生き方
とにかく人との出会いが少なすぎた。
学部柄、女子が多く、男性との接点がほぼ皆無。バイトも人数が少ない自転車屋さんで、チームワーク恋愛には至らずでした。
いつも同じ友達といつも同じ居酒屋に飲みに行く毎日。
ビール日本酒ビール日本酒!遊び相手も女の子。
休みの日は寝る。
男性ウケしないゆるゆる古着ファッション。
体型もだらしないしどちらかといえばギャグ要員。
かわいい、愛らしいとはかけはなれていたかも。
それに加えて声が低かった。
これは本当に大事だと思った。
優しい声の女の子がかわいい。
あと男性への敬いが圧倒的に欠如していたことは事実。
盛り上げてあげることもできないし、聞き上手になってあげることもできなたった。
ヘラヘラはしてたけど、ニコニコはしてなかったからやっぱりまずかったかな!
私、このままじゃ、ダメだ
毎日毎日同じ日々。だけどどうしたらいいんだろう。
「彼氏ってなんだっけ」そこからのスタート。
卒業して大学院に進学を機に、彼氏を作ることを決意。
ドキドキが欲しい!トキメキが欲しい!かわいくなりたい!そんな小さなことから、私の計画はスタートした。
とにかく「人生を変えたい」そんな思いで彼氏を作りたいと思うようになった。
妄想彼氏はたくさんいたから、デートコースはバッチリ。
だけど妄想だけでいいの?よくないよね!!ダイエットもした!ヘアスタイルも変えてみた!かわいいワンピースも買った!
ガラッと雰囲気変わってんじゃん!私!さあ、あとは男性と出会うだけ!彼氏を作るだけ!さて、どうしよう!!
彼に好きになってもらった!
大学院生の飲み会が開催された。
知ってる友達もいたけど、知らない人もポロポロ。みたことある人がちょこちょこ。
それが当時の彼。大学生の時に一度だけ見たことのある彼を覚えていたのだ。
飲み会でお酒が進み、盛り上がって解散。
じゃあ帰ろっかってなっている時に「家まで送るよ」って言ってくれたのが彼。
家の方向が近くて、私が住んでいたアパートまで送ってもらうことに。
歩きながらお話をして、盛り上がって、家についても家の前でおしゃべり。
気がつけば朝の5時。流石に解散する時、次のデートの誘いが。
お互いにその時に惹かれ合うものがあって、そこから何度かデートを重ねて、彼とは結局お付き合いをすることになりました。
彼の全てが私の全て
ずっとこの人を支えたいって思うようになりました。
苦手な料理も頑張って、仕事の疲れを癒せるように。
いつもニコニコして慰めていました。
また、言いたいことを言い合える仲になりました。
これは私にとって革命的で、なかなか普段は言いたい本音を言えない性格なのですが、彼とのお付き合いによって、好きなものは好き、嫌なことは嫌とはっきり言えるようになりました。
このご飯が食べたい。ここに行きたい。
電話したい。
とにかく断られても「こうしたいという自分の意見」を持つようになりました。
これは彼だけでなく、周りの友人にも褒められるようになりました。
彼があってこそ今の私がいます。だから彼には感謝してもしきれません。