地域:三重県
見た目が地味すぎたことから男性に好かれませんでした。
私は高校生までは田舎の私立高校に通っていて、校則が非常に厳しいところでした。
服装も少しも規定に違反していたら生徒指導部から注意を受けたり、男女共学でありながら恋愛を禁止されているというところでした。
ほかの生徒は学校に見つからないように校外に彼氏彼女を作ったり、あるいは校内に作ったとしても校内では一切近づかないようにして内緒にしていたりしました。
しかしとても真面目な私は忠実に校則を守っていて、恋愛は一切せず見た目も校則に違反しないよう地味にしていました。
そのような状態で高校を卒業し、いざ恋愛をしても問題ない大学生になったものの今までオシャレしてはいけないという考えを押し付けられてきたことから、どのような格好をして大学に行けばいいのか分からないくらいでした。
そのため見た目がとても地味になってしまい、男性には好かれない状態になっていたのです。
大学の同級生から彼氏がいないことにビックリされて焦りました。
大学に入ってから仲良くなった友人から彼氏がいるのかということについて質問されたとき、
今どころか今まで一度もできたことがないという話をしました。
それを聞いた友人はとても驚きました。
彼女いわく今の大学のクラスの中で彼氏がいないといった女子学生は少数派である上に、一度もいなかったと言ったのは私くらいだということを話しました。
確かに私が通っていた大学は大都会のオシャレな学生の多い私立大学であり、
学内にはカップルで歩いている人が多くいました。
そして彼女自身も中学から女子高でありながら学外に彼氏はいて、途切れる期間はほとんどなかったと言っていました。
高校に行っていたことは友人たちに彼氏がいないのが当たり前だったことから、都会では彼氏がいるのが当たり前、いなかったら変な人に思われてしまうと感じたことから焦ってしまい、彼氏を見つけなければいけないと思うようになりました。
見た目に関してアドバイスを受けた上で男性を紹介してもらいました。
このまま彼氏がいないと周囲から変だと思われたくなかったので、まずはその友人にアドバイスを受けて男性が女性として見てくれるような雰囲気を作ることにしました。
友人が言うには彼氏が見つかるまではとにかく女性らしいファッションをしておくべきだと言われ、今までほとんど履いたことのなかったスカートを着用するよう勧められました。
また美容院に関しても地元のところに行くよりは大学周辺のところに通った方がいいと言われ、友人に勧められたところに行くことにしました。
さらに友人数人が合コンに誘ってくれたり、サークルの集まりに部外者の私も参加させてくれたりと男性と出会う機会をいろいろ作ってくれました。
なので当時の友人たちにはとても感謝しています。
ようやく普通の大学生として周囲から見てもらえるようになりました。
入学してから約3か月経過し、途中で入部したサークルの1つ年上の男子学生に気に入られて付き合うようになりました。
自分の生活は学業とバイトですでに多忙であったことから、彼氏ができても週に1回デートをしたり一緒に帰るという程度でそれ以外の変化はありませんでしたが、周囲からは彼氏がずっといないことから変わり者ではないかというように思われることはなくなりました。
なので大学に行っても肩身の狭い思いをせずに楽しく過ごすことができました。
また彼氏を作るまでに女性らしく過ごすようにしていたこともあってか、それまで一切男性に声をかけられたことがなかったのがナンパを含めて5人くらいの男性から告白されました。
すでに彼氏がいたことからどの男性もお断りしたのですが、今まで一切男性に話しかけられなかったことからモテ期が来たと思って何となく嬉しく思いました。