地域:東京都
新社会人で余裕なし!
学生時代にお付き合いしていた人とは卒業するタイミングでお別れすることになりました。
卒業が理由ではありませんでしたが、ちょうどそのタイミングになってしまいました。
しかし、彼氏と別れて寂しいと思う暇もなく、慌ただしい新社会人生活が始まりました。
新しい環境や人間関係、初めてのことばかりで毎日精一杯でした。
週末はぐったりで、親しい友人と会うことはありましたが、ほとんどの時間は一人でのんびり過ごすことにしていました。
新しい仕事のことで頭がいっぱいだったこともあり、彼氏どころか人付き合いから遠のく生活を送っていました。
ゴールデンウィークなど連休やイベントもありましたが、予定を入れる余裕がありませんでした。
誰かに頼りたい!
社会人としての忙しい日々に変わりはなく、仕事に慣れても慣れても新しい試練が終わることなくやってきました。
それでも、仕事以外にも目を向けたり、仕事以外のことを考える余裕を持てるようになってきました。
そうするとやはり、一人で頑張っているのが虚しく寂しくなってきたのでした。
彼氏がいる友人がどんなに辛い仕事があっても週末を楽しみに乗り越えている姿を見ていると、羨ましくなってきたのです。
何か楽しみがあれば、大変なことも頑張れる気がしました。
その楽しみが彼氏のような気がしてきた時に、彼氏が欲しい、と本気で思うようになりました。
週末を充実させることで平日のやる気につなげたかったのです。
一番身近にいた人!
彼氏を作りたいと思ってすぐにできるわけもなく、新しい出会いにはかなりのパワーと時間が必要でした。
職場にお付き合いできそうな男性はいなかったので、行動範囲を広げる必要がありましたが、なかなかうまくはいきませんでした。
そんななかで、学生時代からの友人で連絡を取り合っている男性がいました。
社会人になってからもずっとお互いを励まし合い、支え合っていました。
友人は就職で地元を離れていましたが、定期的に連絡を取っていたのです。
ただ、あまりにも身近すぎて、男性であることも忘れてしまうほど、気楽に付き合う関係でした。
そんなこともあり、なんとなく彼氏の相談をしたところ、友人も地元を離れた地で寂しく彼女が欲しいと思っているということでした。
そんな会話のなかで、自然とお付き合いすることになりました。
心に余裕ができて優しい気持ちに!
遠距離恋愛でしたが、気持ちがとても満たされました。
それまでも連絡を取り合っていた人だったのでその関係に大きな変化はありませんでしたが、毎日連絡を取り合うようになったこと、時間も回数も気にせず連絡できるようになったことがとても幸せでした。
そして、友人だったはずの人に、いつの間にかこんなにも心を許していたことに驚きました。
毎日会えない寂しさはありましたが、週末に会いに行くまでの楽しみが仕事を頑張る活力になりました。
週末の過ごし方は劇的に変化しました。
私も初めて行く土地だったので、知らない土地に行く、というだけでも気分転換になりました。
離れているぶん、彼氏にも優しい気持ちになり、普段の自分にも余裕が生まれました。