幸せと悲しみを知った私。彼氏がいなかった私の彼氏ができるまでのストーリー。

あやかさん 年代:30代
地域:大阪府
目次

人間嫌い

私は、もともと人見知りが強くて大人になってもなかなか人と仲良くすることが苦手でした。

また、親の仕事の都合で転勤族でした。一か所に1年いれたら長い方でした。

転勤ばかりしていて、友達になってもすぐに別れてしまい悲しい思いをするのであれば、友達を作らない方がいいと幼心に思ってしまいまいた。

友達がいなくても一人で学校生活はできました。

友達を作らないように壁を作っていたため、彼氏なんてもちろん考えたこともありませんでした。

彼氏を作れば遠距離恋愛になってしまい続かないことも分かっていました。

ほしくても作らない。人とは接しない。

一人で何でもやって一人で生活していつの間にかいなくなっている生活をしようと決めていました。

幸せになりたい

中学生になり父親の仕事も落ち着いてその場所に定着できるようになりました。

そのころには部活も初めて友達も作るようになっていました。

周りの友達も彼氏を作り始め私にも気になる人ができ始めて、幸せになりたい誰かと一緒に楽しい時間を過ごしたいと思うようになり始めました。

部活の先輩や同級生もいいなと思える人はいたのですが、それよりも自分の心を揺り動かされるような人ができました。

いつもその人の動きを目で追っていたり、その人が気に入っている音楽を好きになってみたりし始めました。

その人と付き合いたい。一緒に時間を過ごしたい。

彼氏になってほしい。

といった思いが募るようになりました。

人間嫌いだった私が誰かを本気で好きになった瞬間でした。

自然

同級生の中でいつも口げんかをしていた人がいました。

何かあればすぐに口げんか。

周りからは夫婦みたいと言われていましたが、私たちはその時は「どこがやねん。こんなやつ絶対嫌やし。」と言っていました。

しかし、いつのころからか、気がつくと私は彼の行動を追うようになっていました。

でも、まだそれが好きだからといった感覚ではなくケンカをする口実を探していると思っていました。

会話をするケンカをする口実で彼を見ていてへまをしたことを突っ込んでみたりしていました。

しかし、友達からも好きなんじゃないっと言われて自分の気持ちを振り返ってみるともしかするとそうかもと思ってきました。

告白をすると即OKをもらえて付き合い始めました。本当に自然な流れでした。

幸せと悲しみ

彼氏ができて今までの生活が一変しました。

毎日が楽しくてドキドキしていて張り合いがある日々を送っていました。

お弁当を作ったり、休みの日には出掛けるスケジュールを考えたり、彼の部活の手伝いをしてマネージャーのように一緒に頑張ってみたりしました。

毎日が夢のようでした。

結婚まで約束をしてお互いの親にもあって仲良くなっていい感じで過ごしていました。

しかし、急に私の前から彼がいなくなりました。

バイクの事故でいなくなりました。

私にはしばらく連絡がなくて彼とも会えない日々が続きようやく連絡がついたのは、親御さんからの電話。

いなくなったことを知らされて受け入れられず途方にくれました。

私が幸せになることは許されないことだと思い知りました。

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