地域:東京都
バイトばっかりの日々だった
学生だったのですが、理系だったこともあり課題が大量で、バイトか学業のどちらかの生活を送っていました。
自分のことに手一杯だったこともあり、なかなか恋愛をしようと思える気持ちの余裕が自分になかったのかもしれません。
友人から新しい飲み会のお誘いがきても、腰が重く、行きたい!と思えないままなんとなく断ったりしている毎日でした。
大学の最初の頃に長く付き合っていた恋人と別れたこともあり、気持ちが引きずったまま未練があったんだと思います。
誰かと知り合っても、前の彼と比べてしまったりしていました。
課題のことを先生や先輩に相談して、それをやりこなす、といった毎日で、それ以外はすべてバイトに費やしておこずかいを稼いで貯金をしていました。
自分のことに余裕ができると、他人に興味がわいてくるようになった
大学生活にも慣れて、自分のやりたいことや自分のことを見つめることができるようになって心に余裕ができた頃、
仲の良かった女友達3人に彼氏ができました。
私はとても嬉しくてみんなの恋の話や楽しかった話を聞いている毎日でしたが、ふと、遊びたいなと思って女友達を誘っても
みんなの予定がなかなか合わないことが多くなり、寂しいなと感じる日が増えていきました。
バイト仲間とそんな話をしていたとき、新しい従業員が増えると店長からきいて、新しい出会いに少しワクワクと期待している自分がいたことに気づきました。
前までは人付き合いがめんどくさいと思っていたのですが、この時期は新しい出会いや自分と気が合う仲間を求めるような人恋しいような気持ちになっていて、私も彼氏が欲しいなと思いました。
出会いは最悪、でもだんだんと気になる人
彼との出会いはバイト先でした。勝手なイメージで、バイト内での恋愛はあまり良い印象がなかったので、もともとはバイト内で出会いなんてありえない、と思っていました。
2年ほど勤めていたバイト先に彼が新しいスタッフとして入ってきました。
最初はムードメーカー的な彼の明るい性格に職場がわっと盛り上がりました。
しかしお調子者なところがあり、働いていてふざけすぎている点がやたらと目について、むかついたりしていました。
バイト先では私は彼の先輩だけど他人に説教なんてしたこともなく、何も言い出せない時間が過ぎていきました。
しかしある時、ふざけている彼にきれてしまい、思いっきり怒りました。
彼は悲しそうに私の話を聞いて、とても反省してくれました。
そのことがきっかけに彼がとても懐いてくれるようになり、私も話して分かり合えたように感じて好意を抱くようになりました。
毎日ワクワクして楽しくて、やる気が不思議と湧いてくる
彼と付き合い始めてからは、毎日がメリハリのあるきらきらした日々になりました。
朝から自分のことを気にかけてくれる人がいることや、家族以外にここまで気を許して話したり甘えたりできる存在にとても居心地がよく幸せでした。
バイト仲間だったのですが、バイト先には2人の関係は秘密にすることにしました。
それのせいもあり、職場では目と目を合わせる程度、その関係がくすぐったいようなドキドキするような楽しい毎日でした。
学業にもバイトにもやる気が溢れてきて、課題が大量にでても、頑張るぞ!と思える不思議な力が湧いてきました。
自分のこと以外にすごく好きだと思える相手がいることは、いろんなことに対して強くなれると初めて思えたいい機会でした。