地域:京都
大好きだった人とお別れ・・・
結婚して15年、ある日の朝起きたら寝ているはずの旦那さんが、息をしていなかったんです。いわゆる突然死でした。
となりで寝ていましたが、苦しんでいた様子も感じずにただ眠ったようでした。
いろいろあった末に結婚で、もうこの人しかいないと感じていました。
わがままな私を、やさしく受け入れてくれるような人でもあったんです。
そんな人を無くしてしまい、何年も辛い日々を過ごしていました。
まだ3歳という子供と、あと2人の子供を抱えていたために生きることで精いっぱいでした。
恋愛をしたいとか彼氏が欲しいとかいった感情を、すっかりと忘れてしまっていました。
また年齢的に、そういった事もこの先ないんだろうと感じていました。
忘れていたトキメキを思い出して・・・
旦那様を無くしてからは、ただ子供たちのために生きているだけの生活でした。
お金を稼がなくてはいけないので、夜の商売に出かけることもありました。
そんなところにやって来る男性に、心惹かれることもなくただただお金を稼ぐためでした。
しかし、いろんな男性を目にすることで、素敵な人だと感じる人やこんな人そばにいてくれたらなあ~なんて感じることが多くなってきました。
胸がきゅんとしたり、ドキドキしたりする事って、年齢を重ねるごとに無くなってしまっていたのですが、久しぶりに感じたトキメキに「あ~あ!もう一度恋をしてみたい」と思うようになったんです。
そんなトキメキを知ったからは、彼氏が欲し~いと心の底から思うようになりました。
ある日突然やって来た!最後の恋
子供のスポーツ教室には毎回参加していたのですが、ある日その人はコーチとしてやって来ました。
そのコーチを一目見た瞬間、「うわ~素敵!」と感じました。
しかし3人の子持ちの40代の私と、まだ30歳という若くてカッコイイ教室の先生ではムリな話だと諦めて見ているだけでもいいと思っていました。
子供が先生とすごく仲良くなり、家に遊びにおいでと誘うようになり自宅へやって来るようになりました。
そうして、しばらくするとその先生から告白を受けることが出来ました。
先生も、私の事を一目見た瞬間に好きだと思っていただけたようでした。
一回り以上離れているのですが、そんなことを一切気にしないと言ってくれています。
最後の恋と思って、付き合う事にしました。
家の中に男の人がいるという事
今まで家の中は女性ばかりでした。
しかし、彼が来るようになって男の人がいるだけで、こんなにも安心するもんなんだと感じました。
大きな大人の男性が家にいるだけで、怖いものは何もないと言った感じです。
普通なら親の恋愛に子供が嫌がるなんて事も多いのですが、スポーツ教室の先生という事もあって子供たちは彼の事をお兄ちゃんととてもなついてくれています。
家の中には、亡くなった主人の写真が置いてあり、なんだか心ぐるしい様に感じてしまう事もあります。
しかし、一度しかない人生思いっきり楽しもうと決めました。きっと、亡くなった主人も安心して成仏してくれるのではないかと思っています。
今は、毎日喧嘩をしながらも楽しくやっています。