地域:東京都
なくてもいいと思っていた恋愛
20代の経験から恋愛自体、面倒に感じていました。
長い間、接客業をしていましたが、職場は扱う商品が扱う商品だけにお客様もスタッフも女性ばかり。
自ら合コンや紹介など出会いを求めなければ、異性と触れ合うことがない生活を送っていました。
周りは、フリーになると落ち込んでいようが前の人をひきづっていようが、次の出会いをすぐに求めます。
そこまでして一人でいることが嫌なのか?とどんどん自分から恋愛を遠ざけていたのだと思います。
ひとりの時にしか打ち込めないと感じるものもありましたし、パートナーがいないことをそこまで悲観的にも思うようなことがなかったというのが、正直なところではあります。
この人といる時間が好き
それまでの職場を変えたのですが、次の職場は男性がいる職場でした。
前職と同じく、接客業だったのですが未経験のジャンルのお店だったので経験があるとはいえ、こうも違うかという思いにぶち当たりました。
先輩スタッフに恵まれ、どなたもよくしていただいていたのですが、より気にかけてくれた年齢の近い男性スタッフと作業を重ねる中、仲を深めました。
声を掛けてくれたのは、相手からでした。
最初は恋愛感情がなく、接することができたのも長年の恋愛に対する拒否反応がでなかったのではないかと思います。
なので、彼氏が欲しい!という気持ちが先行しての出会い方ではなく、その人と過ごす時間の中で意識できたのが良かったのだと思っています。
探したのではなく現れて気持ちが動いた
職場での出会いだったので探して見つけたということではありません。
日常の中で自然に出会い、恋愛相手として出会ったわけではない相手だったのが良かったのだとおもいます。
随分と長い間、恋愛を遠ざけていた気持ちがあったので、もしこの人との出会い方がまた違ったものだったのならば、中身も知らぬうちに遠ざけ、お付き合いすることも、もしかしたらなかったのかもしれません。
そんな凝り固まってしまった私の気持ちを正反対の彼が徐々に溶かしてくれたという感じがします。
アプローチは彼からでしたが、その前から充分に気になる存在であまりにそんな気持ちになるのが久々だったので、どうアクションを起こせばいいのかと迷っているくらいでした。
今までの出会いが悪かったと思わせてくれた
自分とは正反対の人でしたが、なんでこんなにも合うのか!と感じられる人でした。
職場が一緒だったので毎日のように一緒にいましたが、職場では先輩、後輩スタッフとして。
職場から離れれば、パートナーとして場をわきまえた関係性が気付け、仕事の楽しさやパートナーがいるという喜びを彼から教わったように感じています。
頑なにそれまで恋愛を遠ざけてしまった10年近く。その時間さえももったいなかったなぁと後悔するような恋愛でした。
彼とは、もめたわけではない状態でお別れしましたが、お付き合いできてよかったと思わせてくれる出会いでした。
それからは前向きに恋愛ができるようになりました。