兵庫県
自信を持てなかった私
自分の周りは可愛くてスタイルがいい人たちがたくさんいたので、自分がとても醜く、惨めな気持ちになっていました。
男の人はみんな綺麗な可愛い人、美人な人が好きだと決めつけていて、自分みたいな中途半端な女は相手にされないとマイナスに捉えていたため、男の人にアピールしたり、コミュニケーションを取れずにいました。
とにかく自分に自信を持つことができずにいて、友達の恋愛話を聞いて、自分とは無縁だなぁと悲観的でいました。
おまけに女子校、女子大だったために周りに男の人がいない環境が長かったのも原因だと思います。
紹介や合コンなどの機会もありましたが、全て断って関わらないようにしてしまっていました。
焦り始めた大学生活
大学2年生になったぐらいの頃に、今まで自分と同じ境遇だった友達に次々と彼氏ができ、取り残されてしまった環境にさすがに焦りを感じました。
彼氏とこんなところにデートに行ったとか、美味しいご飯屋さんに行ったとか、ごちそうしてもらったとか、プリクラ撮ったとか、そういった話ばかりが毎日飛び交うようになり、自分も経験してみたいと思いました。
いずれは結婚したいし、子供も好きなので、彼氏の1人ぐらいは作っておかないと将来的にも大丈夫かなと心配になりました。
大学生活は自由な時間が多く、彼氏に費やせる時間もたっぷりあると思ったので、大学生活の内に絶対付き合いたいと目標を立てることにしました。
服装や化粧にも気をつけるようになっていたので、以前に比べると少し自分に自信がついたのも大きな理由の1つだと思います。
出会いを探すように
とにかく大学内では出会いが全くないので、男の人も働いているアルバイト先をかけもちするようにしました。
居酒屋とコンビニで働くようになりました。
もちろん働いてすぐに彼氏ができるわけもなかったので、他大学の学園祭に頻繁に行ったり、友達の彼氏に紹介してもらってみんなで遊びに行ったりするようになりました。
アパレルのアルバイトに短期で行ったこともありました。
学園祭で連絡先を交換した人を好きになりましたが、その人とはうまくいきませんでした。
そのなかでも、生活のほとんどが居酒屋のアルバイト中心だったので、居酒屋の先輩を好きになって、働き始めて1年ぐらい経った頃にその先輩と付き合うことができました。
自分の変化に気づくように
自分に関して全く自信がなく悲観的でしたが、彼氏ができたおかげで、自信を持つことができるようになり、自分磨きを頑張るようになりました。
ファッションにもほとんど興味がなかったのですが、かなり興味を持つようになり、彼氏好みの服装に近づけるように日々勉強していました。
友達と遊びに行く時など、どこか出かけるとなると、友達任せにするような性格でしたが、自分で行きたいところやご飯屋さんを積極的に探すようになりました。
彼氏にも提案して、連れて行ってもらいました。
彼氏ができてから、自分がものすごくわがままな性格であることも新しい発見でした。
相手が遅刻すると怒るのに、自分は平気で遅刻する、お腹が減っただけで不機嫌になる、など自分の子どもっぽいところに気づくこともありました。