私が大学生活で王子様に出会う 運命の相手との恋愛ストーリー

シャンシャンさん 年代:20代
地域:東京都
目次

好きという気持ちがわからない

地方の小さな田舎町で生まれ育った私ですが、小学校・中学校・高校とずっと学校の成績は良く、自分の将来のために少しでもいい大学に入ることを目標にして勉強していました。

周りの友達には彼氏ができていき、羨ましくないといえば嘘になりましたが、まだ私には人を好きになるという気持ちもわからず、たまに同級生から告白されることはあったのですがいつも断ってしまっていました。

その度に、「この人はもう自分の中の『好き』という気持ちに気付けたのか」となんだか取り残されたような気持になっていました。

自分から好きだと思っていた相手もいましたが、今思えば、恋愛への憧れからその人を好きだと思い込んでいたのだと思います。

そういうわけで、高校までは勉強がメインで、彼氏なしの生活が続きました。

若いうちから結婚を視野に入れて考えたい

私は少女漫画が好きで、結構ベタベタ甘々な展開に憧れがありました(笑)

学校が終わって待ち合わせて、手をつないで街に出てデートして・・・といった、同 年代の女の子ならもうとっくに経験しているような経験を私もしたいと思っていました。

また、私の地元は田舎のため若くして結婚することが普通で、家族もそのように考えていたので、早いうちに彼氏を作って結婚への道筋を作っておきたいという気持ちもありました。

人によって考え方は違うと思いますが、私は付き合って短期間で結婚はしたくなく、

最低でも数年間は付き合って、長い結婚生活を一緒に過ごしていける相手かどうかお互いよく理解しあってから結婚したいと考えていたのです。

気が付いた自分の気持ち

その後勉強の甲斐あって無事大学に入れ、大学では絶対に彼氏が欲しいと密かに意気込んでいました。

理系の学部だったため男子学生の比率は高かったです。

それに加えて、趣味の音楽を自分でも演奏したいと思い軽音楽部に入部したため、男子学生と接する機会はかなり多くなりました。

彼氏が欲しいといつも思ってはいたものの、これまで恋愛経験ゼロの私にとって、どう行動すれば「付き合う」という関係に結びつくのかはやはり未知のままで、ただ運命の相手が現れるのを待つばかりでした。

そんな中、たまたま気の合う同級生同士で5人組バンドを組むことになりました。

バンド仲間と一緒に練習したりファミレスにご飯を食べに行ったりする中で、メンバーのうちの一人が気になり始めました。

彼が私の運命の王子様だった

彼とは2人で出かけるようになり、ほどなくして告白されました。

初めて自分の気持ちに気が付き始めていた私はそのとき、やっぱりこれが恋なんだ!と答え合わせをされた気持ちになりました。

彼と一緒にいられるのは毎日嬉しくて幸せでした。

彼は人前で見せるクールな表情とは違い、二人のときはベタベタに甘えてくるのでかわいかったです。

ただ、彼のほうは私が初彼女ではなかったようで、前の彼女にも同じようにベタベタしていたのかな・・・と考えると悲しくなってしまったこともありました。

彼が私に甘えすぎ、私の家に入り浸り学校に行かなくなってしまった時期もあったのですが、二人で話し合い解決しました。

大学卒業後二人とも就職し、結婚しました。

生まれて初めて付き合った彼が私の運命の王子様でした。

 

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