地域:滋賀県
仕事が楽しくて仕方がない毎日
当時の私は仕事に没頭し、毎日残業。
それでも仕事に対して情熱的で毎日やる気に満ち溢れていました。
また、休日は趣味のダンスに勤しみ、仕事のストレスは体を動かして発散。
異性と交流する場も時間もなく、彼氏がほしいとか結婚したいという気持ちすらありませんでした。
家族も、私に対してそういった話をするわけでもなく、仕事場などでも異性の話は全くと言っていいほど私の耳には入ってきておりませんでした。
更にその当時は、自分で稼いだお金は自分のため使いたい、月に一度は髪を切り、ネイルをしたりエステに通っておりましたので、自分磨きに自己投資しており、異性とデートをしたいなどは微塵も思っていなかったのです。
ふとした事がきっかけで
仕事に没頭し続けた私は、ある時から身体の不調に気づき始めました。
病院では検査入院を勧められ、やむ無く2週間ほどの入院でした。
検査結果は特に異常はなく、過労でしょうと言われただけでしたが、休職を余儀なくされ、しばらくの間休むことになりました。
元々真面目だった私は、休んだことに対して職場に迷惑をかけていると自分を責め続け、その結果身体だけでなく精神的にも病んでいってしまったのです。
その時は、親からは冷たい態度を取られ、好きだったダンスも出来なくなり、私は何も出来ない空っぽな人間になってしまったと思いました。
誰にも必要とされず、誰にも相手にしてもらえない、と。
そして、心の拠り所を探していた時、ある夢を見ました。
それは、私が結婚して夫と何気ない話をしているだけでしたが、
余りにもリアル過ぎてこれは何かのお告げかもお思い、出会いを求めてみようと思い始めました。
出会いは身近な所で
夢を見た私は、毎日何気なく見ていたSNSで友達を見つける所から始めてみました。
誰か話す人がいたら何か変わるかもしれない、と。
その時、ある男性から連絡がきました。
その男性は隣県に住んでいて毎日退屈していると言います。
私も同じだと告げると、もう少し仲良くなったら遊びに行きたいね、と言ってくれました。
最初はSNSで出会った人だから、嘘を言ってるかもしれないと思っていましたが、連絡を取り合ううちに次第にその男性に心惹かれている自分がいました。
早く会って話がしてみたい、そう思っていました。
そして、私の身体が良くなってきた頃に会うことになりました。
胸を高鳴らせながら目的地へ向かうと、見たことのあるような男性がおり、夢で見た人だとすぐに分かったのです。
それから、その日に私から告白し付き合うことになりました。
日々幸せな毎日
運命の男性と付き合い始め、3ヶ月で同棲し始めました。
私は、精神的に病んでいた当時とは比べ物にならないくらい彼のおかげで元気になっていました。
仕事も少しずつ復帰し始めて、以前の仕事に夢中になっていた自分は公私共に充実していました。
そんな彼も、私と出会った頃は仕事で行き詰まったりしていたらしく、彼も彼で私と出会ったときに一目惚れだったと話してくれました。
今は喧嘩することも多いですが、それでもお互いが悲しいときは慰め合い、嬉しいことは二人で分かち合える幸せを噛みしめて居ます。
そんな彼は今、私の夫であり、1児の父になっています。
偶然夢を見て、偶然出会えた彼と今こうして結婚して、子どもを授かることができたことが今何よりの幸せです。
昔の仕事に没頭していた自分に伝えたいです。
恋って良いものだよ、と。