【高校生の恋愛】恋を知らない私に恋を教えてくれた同級生の彼氏

もものすけさん 年代:10代
地域:東京都
目次

恋愛の仕方がわからなかった高校時代

当時の私は高校生で恋愛のれの字もわからないほどに、恋愛には無頓着な生活を送っていました。

もちろん周囲にはカップルがいましたし、恋愛とは何なのかについてもドラマや漫画、友達からののろけ話などでは少なからず分かっていましたが、それでも自分が恋愛をするという意味については本当に何もわかっていませんでした。

また、高校生の時はバイトや部活、友達付き合いにバンド活動が忙しいのも事実であり、恋愛に対してそこまで興味がなかったのも事実です。

恋愛がなければ死ぬわけでもありませんし、恋愛がないと日々つまらないというわけでもありません。

十分に楽しい毎日を過ごしていて、正直恋愛をする余裕というものはなかったのも事実です。

初めて魅力を感じた同級生の彼氏

私は高校1年生の時からバンド活動もしていました。

バンドマンとの恋愛は危険であるというのは、バンド活動をしている自分も耳にしていましたし、実際にトラブルが起きているのを目の当たりにもしていました。

今にして思えば恋愛に興味がないというのも、そういったトラブルを目の当たりにしていたせいだと考えると自然かもしれません。

そんな中で知り合った別のバンドで活動をしている男友達は、私に初めて付き合いたいと思わせた存在になりました。

彼はとても人気者で、話し上手で、常に人の輪の中心にいるような人でした。バンド活動をしていく中でお互いに色々な話をしていく中で惹かれていくのを感じ、しかし恋を知らない私はそれを自覚するのは時間がかかったのです。

そんな中で彼が別の女子と仲良くしている姿を見てしまいました。

バンドという共通点で仲良くしている自分は、もしかしたら彼にとっては結構仲の良い存在なのかもしれないと勝手ながら思っていて、そんな思い込みの中で親しく女子生徒と話す彼を見て嫉妬をしたのです。

その時に自分の友達がかつて言っていた「嫉妬は恋の始まりである」という言葉を思い出し、好きだと自覚し、付き合いたい、あの人を彼氏にしたいと思ったのです。

文化祭によって結ばれた恋

そんな嫉妬に悶々する中で私達が急接近したのは文化祭の打ち合わせでした。

バンドで後夜祭に出演をすることが決定し、それぞれバンドの代表である私達はいつも以上に話すようにもなりました。

学校帰りにファミレスにいって、バンドの話をしながら雑談をするなんて日々も増えていき、距離が縮まっていったのです。

ほぼ毎日一緒にいて、文化祭が近くなれば遅くまで学校に居残ることも増え、一緒に帰ることも増えていきました。

夕方の雰囲気はとてもロマンチックであり、疲れたお互いの静かな沈黙は意味があるように思えてしまい、ドキドキしたのは今でも覚えています。

そんな中で彼から文化祭を一緒に回らないかと誘われたのです。

もしかしたら彼は私のことを少なからず好きなのかもしれないという期待の中で、単なる気が合う女友達であり、数多くいる仲の良い女友達の1人に過ぎないだろうというマイナス思考に襲われながらも、私はそれを断ることが出来ずに了承することにしました。

勝手に自分でデートだと思い込んだ文化祭デートはとても楽しいものになりました。そしてメインでもあるバンド演奏も滞りなく進み、文化祭は終わりを迎えたのです。

そしてその帰り道に彼が「もう明日から一緒にいる必要ないんだな」と呟いたのでした。

確かに文化祭が終わってしまえば一緒にいる必要はありませんし、これで最後なのだと自覚した瞬間に涙がポロポロとこぼれてしまったのです。

そんな様子を見て彼はかなり慌ててしまい、困らせてしまいました。

私は無事成功して嬉し涙が出たとごまかしましたが、悲しい表情が顔に出ていたのかもしれません、彼の慌てた感じが直ることはありませんでした。しかしそんな中で彼は言ってくれたのです、また明日からも一緒に帰ってほしいと。

本当は彼は私の気持ちに前々から気づいていて、文化祭後に告白をしようとしていたということでした。

しかし私が泣いてしまうものだから、タイミングを逃して慌ててしまったと弁解してくれました。

それでも泣くほど悲しかったということは嬉しかったようで、その気持ちも正直に伝えてくれました。

文化祭前から始まった私の初恋は、文化祭を通じて急接近した後、見事結ばれたのです。

恋にはたくさんの感情があることを教えてくれた彼

今私達は同じ大学に通う1年生です。

あれからずっと付き合い続けていき、その中で喧嘩をすることや嫉妬をすることもありました。

しかしそれでもお互い好きで大切な気持ちは変わりなく、彼と何かがある度に私は恋を知り、彼は恋を教えてくれました。

私の恋は嫉妬から気づいた恋というのもあり、彼が他の女子と仲良くしている姿を見るとモヤモヤする嫉妬深い性格だというのも恋をして初めて気づけた自分の一面です。

しかし彼も私が恋愛に無頓着で男女問わず同じように接していたことに対してモヤモヤすることがあるようで、今ではお互いに嫉妬させない、不安にさせないように気をつけて日々生活をしています。

喧嘩をした時には切ない思いや辛い思いもしましたが、それも全部好きという感情から派生したものです。

相手を大切にしたいという気持ちは時にはすれ違うことや勘違いを生むこともあるでしょうが、それもしっかりと話し合うこと、大切なことは伝え合うことで防げることも学びました。

彼がいる生活は今では当たり前であり、気持ちにもどこか余裕が持てている気がします。

恋をする前は恋愛をする暇はないと思っていましたが、恋愛をしてからこそ様々なことに余裕が持てたと感じます。

視野が広くなり、心が穏やかになる、そして何事にも頑張りたくなる、それは私が大切にしたいバイトや友達付き合い、趣味などの大事なエネルギー源ともなっているのです。

 

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